「中国の治安が心配」
「北京の治安が悪いエリアはどこ?」
「上海の治安が良いエリアでホテルを取りたい」
中国の治安は都市によって差があり、北京や上海でも治安が悪いエリアと治安が良いエリアが存在します。
この記事では外務省海外安全ホームページと中国在住日本人の声をもとに、現地人が避ける治安が悪いエリアと、ホテルを取るのにおすすめの安全エリアを解説します。
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中国の治安概要
中国の治安は全体として安定しているといわれていますが、地域ごとに状況が異なります。
大都市圏である北京や上海は、比較的治安が良いとされており、海外旅行の基本的な注意点を守れば大きな問題は起こりにくいです。
一方で、新疆ウイグル自治区やチベット自治区など一部地域では、過去に暴動や無差別殺傷事件が発生しており、外務省海外安全ホームページでも「レベル1:十分注意してください」と注意喚起が続いています。
中国全体の治安状況と特徴
中国は広大な国土を持ち、都市部と地方、沿岸部と内陸部で治安状況に差があります。
北京や上海、広州などの大都市では警察の巡回や監視カメラの設置が進んでおり、犯罪発生率は比較的低い傾向です。
日中であれば女性のひとり歩きも大きな問題はありませんが、人通りが少ない場所や夜間の外出は十分な注意が必要です。
犯罪発生率と傾向
中国全体の犯罪発生率は日本よりやや高いものの、凶悪犯罪の発生件数は抑えられています。
ただし、2024年以降は各地で刃物による襲撃事件や、邦人が被害に遭う事件も報告されています。
とくに公園や学校、地下鉄の周辺など人が集まる場所での事件が増加傾向にあり、外出時は周囲の状況に注意を払うことが重要です。
外務省海外安全ホームページによると、不審者の接近や不自然な行動を見かけた場合は速やかにその場を離れることが推奨されています。
治安が良い都市・悪い都市
上海や北京、長春などの主要都市は治安が良いエリアが多く、観光客やビジネス渡航者も安心して滞在できます。
一方で、新疆ウイグル自治区やチベット自治区、また一部の地方都市では、民族や宗教に起因する事件や無差別殺傷事件が過去に発生しています。
これらの地域では、今後も不測の事態が発生する可能性があるため、最新の危険情報を必ず確認してください。
中国の治安に影響する社会的背景
中国の治安状況には、経済格差や社会的な背景が大きく影響しています。
都市部では経済発展が進み、インフラや監視体制が整備されていますが、地方や農村部では貧困や失業が治安悪化の要因となることがあります。
経済格差と治安
都市と地方の経済格差が広がることで、窃盗や詐欺などの軽犯罪が増加する傾向があります。
特に都市部に出稼ぎに来る労働者が多い地域では、スリや置き引きなどの被害が報告されています。
また、所得格差が大きいエリアでは、治安維持のための警察や監視カメラの数が都市部に比べて少ないこともあります。
監視社会と警察の対応
中国は世界有数の監視社会であり、都市部では街頭や公共施設に多数の監視カメラが設置されています。
警察の対応も迅速で、犯罪発生時にはすぐに現場へ駆けつける体制が整っています。
ただし、監視社会の側面から、政治的なデモや集会に対しては厳しい規制が敷かれているため、現地での行動には注意が必要です。
日本人が巻き込まれやすい犯罪
中国に滞在する日本人が巻き込まれやすい犯罪には、スリや置き引き、詐欺、ぼったくり、暴力事件などがあります。
とくに観光地や繁華街、交通機関の周辺では注意が必要です。
スリ・置き引き
地下鉄やバスなどの公共交通機関、観光地、ショッピングモールではスリや置き引きの被害が多く報告されています。
バッグや貴重品は必ず身につけ、荷物から目を離さないようにしてください。
詐欺・ぼったくり
タクシーのぼったくりや偽警官による詐欺、偽の観光ガイドによる高額請求などの手口が存在します。
正規のタクシーを利用し、料金は事前に確認することが大切です。
不審な人物から声をかけられた場合は、安易についていかないようにしましょう。
暴力事件・トラブル
2024年以降、刃物による襲撃事件や日本人が被害に遭う事件が複数発生しています。
夜間や人通りの少ないエリアでの外出は控え、万が一トラブルに巻き込まれた場合は速やかに警察や大使館に連絡してください。
外務省海外安全ホームページを常にチェックし、最新の治安情報を入手することが安全な滞在につながります。
北京で治安が良いおすすめ宿泊エリア
北京は中国の首都として多くの観光客やビジネスパーソンが訪れる都市です。
治安の良いエリアを選ぶことで、初めての滞在でも安心して過ごせます。
ここでは北京で治安が良いとされるエリアや、ホテルを取るのにおすすめの場所、移動手段の注意点について詳しく解説します。
北京の治安が良いエリアの特徴
北京は広大な都市ですが、治安が良いエリアは共通して警備体制が整い、外国人やビジネス客が多く滞在しています。
警察の巡回や監視カメラの設置が進んでいるため、犯罪発生率が低い傾向です。
また、ショッピングモールやレストラン、ホテルなどの施設が充実している点も安心材料となります。
朝陽区
朝陽区は北京の中心部に位置し、外国人居住者が多いエリアです。
大使館や国際企業が集まり、治安維持のための警備が強化されています。
三里屯やCBD(中央商務区)周辺は特に治安が良く、夜間でも比較的安全に移動できます。
朝陽区では日本人学校やインターナショナルスクールもあり、子ども連れの家族にも人気です。
海淀区
海淀区は北京大学や清華大学など有名大学が集まる文教地区です。
学生や研究者が多く、落ち着いた雰囲気と治安の良さが特徴です。
中関村エリアはIT企業が集積し、イノベーションの拠点としても知られています。
家族連れや女性の一人旅でも安心して滞在できるエリアです。
北京でホテルを取るのにおすすめのエリア
北京でホテルを予約する際は、治安の良さとアクセスの良さを重視することが大切です。
観光やビジネスの拠点として便利なエリアを紹介します。
三里屯周辺
三里屯は外国人向けのバーやレストラン、ショッピングモールが集まる人気エリアです。
治安が良く、夜遅くまで賑わっているため女性の一人歩きでも安心感があります。
多くの高級ホテルやサービスアパートメントが立地し、英語対応のスタッフも多いです。
三里屯周辺は地下鉄10号線や6号線が利用でき、空港や市内各地へのアクセスも便利です。
王府井周辺
王府井は北京を代表する繁華街で、観光客に人気のショッピングエリアです。
治安が良いことで知られ、夜間も多くの人で賑わっています。
有名ホテルや百貨店、レストランが立ち並び、観光の拠点として最適です。
地下鉄1号線や5号線が利用できるため、天安門広場や故宮博物院など主要観光地への移動もスムーズです。
>北京のおすすめホテル
北京での安全な移動手段と注意点
北京では公共交通機関が発達しており、地下鉄やタクシーを利用することで安全に移動できます。
ただし、混雑時や夜間の利用には注意が必要です。
現地の交通事情やトラブル回避のポイントを押さえておきましょう。
地下鉄・タクシーの利用方法
北京の地下鉄は路線が多く、主要エリアを網羅しています。
駅構内や車両内には監視カメラが設置されており、治安面でも安心です。
タクシーを利用する際は、必ず正規のタクシー(車体に「出租車」と表示)を選び、メーターを使用しているか確認してください。
配車アプリ「滴滴出行(DiDi)」を利用すると、事前に料金や運転手情報が分かるため安心です。
夜間の移動の注意点
夜間は人通りが少なくなるエリアもあるため、できるだけ明るい道を選びましょう。
深夜の地下鉄は運行時間が限られているため、移動は早めに計画することが大切です。
タクシーや配車アプリを利用する場合も、乗車前に車両情報を確認し、不審な点があれば利用を控えてください。
万が一トラブルに巻き込まれた場合は、すぐに警察(電話番号:110)や日本大使館(電話番号:+86-10-6532-5964)に連絡しましょう。
上海で治安が良いおすすめ宿泊エリア
上海は中国最大級の経済都市であり、観光・ビジネスの拠点として多くの外国人が訪れます。
治安が良いエリアを選ぶことで、初めての滞在でも安心して過ごせます。
ここでは上海で治安が良いとされるエリアや、ホテルを取るのにおすすめの場所、移動時の注意点について詳しく解説します。
上海の治安が良いエリアの特徴
上海は全体的に治安が良いと評価されていますが、特に外国人が多く集まるエリアは警備体制が強化されています。
警察の巡回や監視カメラの設置が進んでおり、犯罪発生率が低い傾向です。
ショッピングモールやレストラン、ホテルなどの施設が充実している点も安心材料となります。
浦東新区
浦東新区は上海の東側に位置し、近代的な高層ビルや国際会議場が立ち並ぶエリアです。
外資系企業や国際学校が多く、外国人駐在員やその家族が多く住んでいます。
治安が良く、夜間でも比較的安全に移動できます。
陸家嘴や世紀公園周辺は特に人気が高く、家族連れや女性の一人旅にもおすすめです。
静安区
静安区は上海の中心部に位置し、落ち着いた雰囲気と高級住宅街が広がるエリアです。
有名ホテルやレストラン、ショッピングモールが多く、治安の良さで知られています。
南京西路や静安寺周辺は観光にも便利で、初めての上海滞在にも安心して選べます。
上海でホテルを取るのにおすすめのエリア
上海でホテルを予約する際は、治安の良さとアクセスの良さを重視することが大切です。
観光やビジネスの拠点として便利なエリアを紹介します。
南京西路周辺
南京西路周辺は高級ブランドショップや大型ショッピングモールが集まるエリアです。
治安が良く、警察の巡回も頻繁に行われています。
多くの高級ホテルやサービスアパートメントが立地し、英語対応のスタッフも多いです。
地下鉄2号線や12号線が利用でき、市内各地へのアクセスも便利です。
外灘周辺
外灘は上海を代表する観光地で、黄浦江沿いに歴史的な建築物が並びます。
治安が良いことで知られ、夜間も多くの観光客で賑わっています。
有名ホテルやレストランが立ち並び、観光の拠点として最適です。
地下鉄2号線や10号線が利用できるため、浦東新区や南京路への移動もスムーズです。
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上海での安全な移動手段と注意点
上海では公共交通機関が発達しており、地下鉄やタクシーを利用することで安全に移動できます。
混雑時や夜間の利用には注意が必要です。
現地の交通事情やトラブル回避のポイントを押さえておきましょう。
地下鉄・タクシーの利用方法
上海の地下鉄は路線が多く、主要エリアを網羅しています。
駅構内や車両内には監視カメラが設置されており、治安面でも安心です。
タクシーを利用する際は、必ず正規のタクシー(車体に「出租车」と表示)を選び、メーターを使用しているか確認してください。
配車アプリ「滴滴出行(DiDi)」を利用すると、事前に料金や運転手情報が分かるため安心です。
夜間の移動の注意点
夜間は人通りが少なくなるエリアもあるため、できるだけ明るい道を選びましょう。
深夜の地下鉄は運行時間が限られているため、移動は早めに計画することが大切です。
タクシーや配車アプリを利用する場合も、乗車前に車両情報を確認し、不審な点があれば利用を控えてください。
万が一トラブルに巻き込まれた場合は、すぐに警察(電話番号:110)や在上海日本国総領事館(電話番号:+86-21-5257-4766)に連絡しましょう。
中国で現地人も避ける危険エリア
中国の大都市は全体的に治安が良いとされていますが、現地人でさえ近寄らない危険エリアも存在します。
これらのエリアは犯罪発生率が高かったり、外国人や観光客がトラブルに巻き込まれるリスクが高い場所です。
ここでは北京、上海、その他主要都市の治安が悪いエリアについて、具体的に解説します。
北京の治安が悪いエリア
北京は首都として多くの警備が敷かれていますが、一部のエリアでは犯罪やトラブルが発生しやすい傾向があります。
現地人も注意を促すエリアを紹介します。
南苑地区
南苑地区は北京市南部に位置し、かつて軍用空港があったエリアです。
現在は再開発が進んでいますが、低所得者層が多く住むため治安が安定しないことがあります。
夜間は人通りが少なく、スリや強盗、暴力事件が発生した事例も報告されています。
外務省海外安全ホームページによると、南苑地区周辺では夜間の単独行動を避けるよう注意喚起が出ています。
動物園周辺
北京動物園周辺は観光客が多く集まる一方で、スリや置き引きが多発するエリアとして知られています。
特に地下鉄4号線の動物園駅やバス停付近では、混雑に紛れての犯行が目立ちます。
現地在住日本人によると、荷物は体の前で持ち、財布やスマートフォンは人目につかない場所に保管することが大切です。

上海の治安が悪いエリア
上海も全体的に治安は良いですが、特定のエリアでは犯罪やトラブルが発生しやすい傾向があります。
観光客やビジネス渡航者は特に注意が必要です。
閔行区の一部
閔行区は上海の南西部に位置し、住宅地や工業団地が広がるエリアです。
一部の地域では出稼ぎ労働者が多く、夜間の治安が不安定になることがあります。
特に虹橋駅周辺や工業団地エリアでは、夜間の一人歩きや人気のない場所を避けることが推奨されています。
黄浦区の一部
黄浦区は上海の中心地ですが、南京東路や豫園周辺では観光客を狙ったスリや詐欺が発生しています。
偽の観光ガイドや高額な土産物の押し売り、偽タクシーによるぼったくり被害も報告されています。
外務省海外安全ホームページでは、これらのエリアでの現金や貴重品の管理に特に注意するよう案内されています。

その他主要都市の危険エリア
北京や上海以外の大都市でも、現地人が避けるべき危険エリアが存在します。
旅行や出張で訪れる際は、事前に情報を確認しておくことが重要です。
広州・深圳・重慶の注意エリア
・広州の三元里地区は、違法滞在者や犯罪組織が多く、夜間の治安が悪化しやすいとされています。
・深圳の羅湖区の一部は、深夜にスリや置き引き、暴力事件が発生することがあるため注意が必要です。
・重慶の解放碑周辺は観光地ですが、混雑時にスリや詐欺が多発しています。
各都市とも、夜間や人通りの少ないエリア、人気のない裏通りは避けることが安全な滞在につながります。
万が一トラブルに遭遇した場合は、すぐに警察(110)や日本大使館・領事館に連絡してください。

中国の治安と子ども・女性の安全対策
中国を訪れる家族連れや女性の一人旅では、一般的な治安対策に加えて特有の注意点があります。
現地で安心して過ごすためには、事前の準備と日常の行動に気を配ることが大切です。
ここでは子どもや女性が安全に過ごすためのポイントや、役立つグッズ・アプリについて解説します。
子連れ・女性一人旅で注意すべきポイント
中国は大都市を中心に治安が良いとされていますが、子どもや女性は犯罪やトラブルの標的になりやすい傾向があります。
日中と夜間で行動範囲や注意点が異なるため、状況に応じた対策が必要です。
日中・夜間の行動範囲
日中は人通りの多いエリアであれば比較的安全ですが、混雑した観光地や交通機関ではスリや置き引きに注意してください。
夜間は人気のない場所や裏通りを避け、できるだけ明るい道を選びましょう。
子ども連れの場合は、子どもが迷子にならないよう目を離さず、手をつないで行動することが重要です。
女性の一人歩きは、早めにホテルへ戻るなど無理のないスケジュールを心がけましょう。
トイレや公共施設の利用時の注意点
中国の公共トイレは場所によって衛生状態が異なります。
混雑する駅や観光地のトイレでは、貴重品を必ず身につけ、荷物は足元に置かないよう注意してください。
子どもがトイレを利用する際は、必ず大人が付き添いましょう。
また、公共施設内で見知らぬ人に声をかけられた場合は、安易に応じず、必要があれば周囲のスタッフや警備員に相談してください。
現地で役立つ安全グッズ・アプリ
中国滞在中は、防犯グッズや便利なアプリを活用することで、より安全に過ごすことができます。
特に家族連れや女性には、緊急時に役立つアイテムや情報ツールの準備をおすすめします。
防犯ブザー・翻訳アプリ
防犯ブザーは、万が一の際に周囲に危険を知らせるための必需品です。
子どもや女性はバッグやベルトに取り付けておきましょう。
また、現地の言葉が分からない場合に備えて、翻訳アプリ「Google翻訳」や「百度翻訳」をスマートフォンにインストールしておくと安心です。
現地の緊急連絡先・アプリ
中国では警察への緊急通報は「110」、救急車は「120」、消防は「119」です。
これらの番号は家族全員が覚えておくと安心です。
また、現地での移動や連絡には配車アプリ「滴滴出行(DiDi)」や地図アプリ「高徳地図(Amap)」が便利です。
日本大使館や領事館の連絡先もスマートフォンに登録しておき、万が一の際にすぐ連絡できるようにしましょう。
・在中国日本大使館(北京):+86-10-6532-5964
・在上海日本国総領事館:+86-21-5257-4766
中国在住日本人によると、現地の治安情報や注意点はSNSやコミュニティサイトで随時共有されているため、最新情報のチェックも欠かせません。
中国の治安と最新の犯罪手口・詐欺事例
中国では治安が安定している一方で、近年は新しい犯罪手口や詐欺が増加しています。
特に日本人や外国人観光客を狙った事例も多く、最新の傾向を知っておくことが安全な滞在につながります。
ここでは最近増えている犯罪手口や、日本人が被害に遭いやすい詐欺事例、万が一の際の対処法について解説します。
最近増えている犯罪手口
中国の都市部では、テクノロジーを悪用した新しい犯罪が目立つようになっています。
特にスマートフォンやQRコードを利用した詐欺は、現地でも大きな問題となっています。
QRコード詐欺
街中や飲食店、観光地の入り口などに貼られているQRコードを不用意に読み取ると、偽サイトに誘導されて個人情報を抜き取られるケースがあります。
また、支払い用QRコードが偽のものにすり替えられていることもあり、知らずに送金してしまう被害も報告されています。
現地在住日本人によると、QRコードは必ず公式のものか、店員に確認した上で利用すると安心です。
偽警官による詐欺
偽の警官や役人を装い、「パスポートの確認が必要」「罰金が発生した」などと言って現金を要求する手口があります。
本物の警察官は必ず身分証を提示し、現場で現金を徴収することはありません。
不審な場合はその場で支払いに応じず、警察署や日本大使館に連絡してください。
日本人が被害に遭いやすい詐欺事例
日本人や外国人観光客は、言葉や土地勘のなさを狙われることが多いです。
特にタクシーや飲食店、観光地での詐欺被害が目立ちます。
偽タクシー・白タク
正規のタクシーを装った「白タク」や、メーターを使わずに高額請求する事例が多発しています。
空港や駅前で声をかけてくるタクシーは特に注意が必要です。
配車アプリ「滴滴出行(DiDi)」や、正規のタクシー乗り場を利用することでリスクを減らせます。
飲食店でのぼったくり
観光地周辺の飲食店では、メニューにない高額な料理を注文させられたり、会計時に不明瞭な追加料金を請求されるケースがあります。
注文前に料金を確認し、レシートを必ず受け取るようにしましょう。
現地在住日本人によると、口コミ評価の高い店やホテルが紹介するレストランを選ぶと安心です。
被害に遭った場合の対処法
万が一、犯罪や詐欺の被害に遭った場合は、冷静に対処することが重要です。
現地の警察や日本大使館・領事館の連絡先を事前に控えておきましょう。
警察への通報方法
中国で警察に通報する場合は「110」に電話します。
中国語が話せない場合でも、「Japanese, help(ジャパニーズ、ヘルプ)」と伝えると対応してもらえることがあります。
被害の内容や場所、相手の特徴などをできるだけ詳しく伝えてください。
大使館への連絡方法
大きなトラブルやパスポートの紛失、身の危険を感じた場合は、日本大使館や領事館に連絡してください。
・在中国日本大使館(北京):+86-10-6532-5964
・在上海日本国総領事館:+86-21-5257-4766
大使館では、現地警察との連絡や通訳の手配、必要なサポートを受けることができます。
外務省海外安全ホームページでも最新の犯罪手口や注意情報が随時更新されているため、定期的に確認することをおすすめします。
中国の治安まとめ
中国は大都市を中心に治安が安定しているものの、地域や時間帯によってリスクが異なります。
安全に滞在するためには、事前の情報収集と現地での注意が欠かせません。
ここでは中国の治安の総括と、安全に過ごすためのポイント、ホテル選びの重要性、緊急時の連絡先についてまとめます。
中国の治安の総括
中国は北京や上海などの主要都市で治安が良いと評価されています。
監視カメラや警察の巡回が徹底されており、重大犯罪の発生は比較的少ないです。
一方で、地方都市や一部エリアではスリや詐欺、暴力事件が発生することもあり、油断は禁物です。
外務省海外安全ホームページによると、都市ごとに治安状況が異なるため、最新の情報を常に確認することが重要です。
安全に滞在するためのポイント
中国で安全に過ごすためには、以下のポイントを意識してください。
・人通りの多い明るいエリアを選び、夜間の一人歩きを避ける
・公共交通機関やタクシーは正規のものを利用する
・貴重品は常に身につけ、荷物から目を離さない
・現地のルールやマナーを守り、不審な人物には近づかない
・トラブルや事件に巻き込まれた場合は、すぐに警察や大使館に連絡する
現地在住日本人によると、SNSやコミュニティで最新の治安情報を共有することも有効です。
ホテル選びとエリア選びの重要性
ホテルを取る際は、治安が良いとされるエリアを選ぶことが最も大切です。
北京なら三里屯や王府井、上海なら浦東新区や静安区など、外国人が多く集まるエリアは警備体制も強化されています。
アクセスや周辺施設の充実度も考慮し、口コミや評価を参考に選ぶと安心です。
ホテルのフロントで現地の治安情報を確認したり、夜間外出時の注意点を尋ねるのもおすすめです。
現地で困った時の連絡先一覧
中国滞在中にトラブルや緊急事態が発生した場合は、以下の連絡先が役立ちます。
・警察:110
・救急車:120
・消防:119
・在中国日本大使館(北京):+86-10-6532-5964
・在上海日本国総領事館:+86-21-5257-4766
これらの番号はスマートフォンに登録し、家族や同行者とも共有しておくと安心です。
外務省海外安全ホームページや日本大使館の公式サイトも、最新の安全情報を得るために定期的にチェックしましょう。
安全な滞在のためには、日々の注意と情報収集が最も大切です。
