「フェズの治安が心配。どのエリアが治安が悪いエリアなのか知りたい」
「フェズで治安が良いエリアやホテルの場所を詳しく知りたい」
「フェズの治安が悪いエリアを避けて、安全に泊まれるホテルを選びたい」
フェズは美しい旧市街が魅力ですが、治安が悪いエリアと良いエリアが混在しているため、ホテル選びや夜間の移動には不安を感じるものです。
結論としては、フェズで安全に滞在するためには治安が悪いエリアを避け、治安が良いエリアでホテルを選ぶことが重要です。
この記事では、外務省海外安全ホームページとフェズ在住日本人の声をもとに、フェズの治安状況や観光客が注意すべきエリア、ホテルを取るのにおすすめのエリア、現地での安全対策について詳しく解説します。
フェズのおすすめ滞在エリア:
>新市街(ヴィル・ヌーヴ)周辺のおすすめホテル
フェズでホテルをとるべき治安のよいエリア
フェズで安全に滞在するためには、治安が良いエリアでホテルを選ぶことが重要です。
観光の拠点となるエリアごとの治安状況や、ホテル選びのポイントを具体的に解説します。
安心して旅を楽しむための情報をまとめました。
新市街(ヴィル・ヌーヴ)周辺の治安と特徴
新市街(ヴィル・ヌーヴ)は、フェズの中でも比較的治安が良いとされるエリアです。
このエリアは、近代的な建物や商業施設が多く、現地の人々や観光客が集まるため、日中から夜まで人通りが絶えません。
フェズ駅も新市街に位置しており、駅周辺は比較的安全といわれています。
・新市街は、ホテルやレストラン、カフェが充実している
・フェズ駅周辺は交通の便が良く、夜間でも人の往来がある
・主要道路は広く、見通しが良い
フェズ駅の治安について、現地を訪れた旅行者の声では「新市街にあるので比較的安全」とされています。
ただし、深夜や早朝の移動では女性同士や一人旅の場合、十分な注意が必要です。
イスラム圏の都市ということもあり、夜遅くなると人通りが減るため、タクシー利用やホテルの送迎サービスを活用すると安心です。
新市街のホテルは、セキュリティ面でも配慮されている施設が多く、エントランスに警備員が常駐していたり、カードキーによる入館管理が行われていることもあります。
また、周辺には大使館や銀行などの公共施設も集まっており、トラブル時に頼れる場所が近いのも安心材料です。
>新市街(ヴィル・ヌーヴ)周辺のおすすめホテル
ルシーフ広場(Place Rcif)周辺の治安と利便性
ルシーフ広場は、フェズのメディナ(旧市街)の南東に位置し、観光にも便利なエリアです。
この周辺は、メディナの中でも比較的治安が良いとされ、現地の宿泊施設スタッフからも「夜間の外出は控えるべきだが、広場周辺は比較的安心」と案内されることが多いです。
・ルシーフ広場周辺は交通の要所で、タクシーやバスの利用がしやすい
・観光スポットや飲食店が集まっているため、日中は人通りが多い
・夜間は広場より奥の細い路地には立ち入らない
フェズ在住日本人の口コミでも、「ルシーフ広場周辺は比較的安全だが、広場から先のメディナ内部は夜に入らないように」とのアドバイスが寄せられています。
ホテルを選ぶ際は、広場から近い立地で、メイン通りに面した施設を選ぶと安心です。
夜間の外出を控え、明るいうちにホテルへ戻ることが推奨されます。
>ルシーフ広場(Place Rcif)周辺のおすすめホテル
治安が良いエリアでホテルを選ぶ際の注意点
治安が良いエリアであっても、ホテル選びにはいくつかのポイントがあります。
・エントランスに警備員やセキュリティゲートがある
・フロントが24時間対応している
・部屋の鍵がしっかりしている(カードキーやダブルロック)
・ホテル周辺に街灯が多く、夜でも明るい
・タクシーや配車アプリで安全に移動できる立地
外務省海外安全ホームページによると、モロッコでは「レベル1(十分注意してください)」の警戒レベルが発令されています。
これは、スリやひったくり、詐欺などの軽犯罪が一定の頻度で発生していることを意味します。
そのため、ホテルの立地や設備だけでなく、スタッフの対応や宿泊者の口コミも参考にすると良いでしょう。
また、女性や一人旅の場合は、女性専用フロアやセキュリティが強化されたホテルを選ぶことで、より安心して滞在できます。
夜間の移動とホテル選びのポイント
フェズでは、夜間の移動は特に注意が必要です。
新市街やルシーフ広場周辺でも、夜遅くなると人通りが減り、トラブルに巻き込まれるリスクが高まります。
・夜間の外出はできるだけ控える
・どうしても外出が必要な場合は、タクシーやホテルの送迎サービスを利用する
・ホテルの場所は、主要道路や広場に面した分かりやすい場所を選ぶ
・夜間の移動時は、スマートフォンの地図アプリや配車アプリを活用する
・現地で困ったときは、ホテルのフロントや警察、大使館に相談する
特に女性同士や一人旅の場合、夜間のメディナ内部への立ち入りは避けるべきです。
フェズ在住日本人によると、「夜のメディナは観光客にとって危険度が高いので、必ず明るいうちにホテルへ戻ることが大切」との声が多く寄せられています。
外務省海外安全ホームページでも、夜間の単独行動や人通りの少ない道の利用は避けるよう注意喚起されています。
安心して滞在するためのまとめ
フェズでホテルをとるなら、新市街(ヴィル・ヌーヴ)やルシーフ広場周辺など、治安が良いとされるエリアを選ぶのが基本です。
ホテル選びでは、セキュリティ体制や立地、スタッフの対応などをしっかり確認しましょう。
夜間の移動や外出は最小限にし、トラブルを避けるための対策を徹底することが、安心してフェズを楽しむためのポイントです。
現地の最新情報や在住者の口コミも参考にしながら、安全な旅を計画してください。
フェズで治安が悪いエリアとその特徴
フェズはモロッコの中でも歴史と文化が色濃く残る都市ですが、観光客が多く訪れる一方で、治安が悪いエリアも存在します。
特に旧市街(メディナ)や一部の繁華街は、軽犯罪が多発する傾向があり、観光客は十分な注意が必要です。
ここでは、フェズで治安が悪いとされるエリアやその特徴、避けるべきポイントについて詳しく解説します。
ブルーゲート(ブー・ジュルード門)周辺のリスク
ブルーゲート(ブー・ジュルード門)は、フェズ旧市街の西側に位置し、観光の出発点として多くの旅行者が利用します。
昼間は多くの観光客で賑わい、活気ある雰囲気が広がっていますが、夜間になると状況が一変します。
・ブルーゲート周辺は、夜間になると人通りが減り、観光客を狙ったスリやひったくりが発生しやすい
・暗い路地や細い道に入り込むと、身ぐるみを剥がされるなどの被害も報告されている
・地元の宿泊施設スタッフからも「夜間の外出は控えるように」と注意喚起されている
実際にフェズを訪れた旅行者の口コミでも、「ブルーゲート近くのリアドに宿泊したが、夜は絶対に外出しないよう忠告された」という声が複数見られます。
観光の便利さだけでなく、夜間の安全性を十分に考慮した宿選びが重要です。
フェズ・エル・バリ(旧市街)の迷路エリアと夜間の危険性
フェズ・エル・バリは、世界遺産にも登録されている旧市街の中心エリアです。
このエリアは迷路のような路地が入り組み、昼間は観光客や地元住民で賑わっています。
しかし、夜間になると人通りが激減し、犯罪リスクが高まります。
・旧市街の細い路地や人通りの少ないエリアは、スリや強盗の標的になりやすい
・夜間は特に、観光客が迷子になりやすく、周囲の状況を把握しにくい
・現地の人からも「夜のメディナ内部には立ち入らないように」とのアドバイスが多い
迷路のような構造のため、GPSや地図アプリが役立たないことも多く、道に迷った観光客が犯罪のターゲットとなるケースが目立ちます。
「夜景を見たい」という気持ちで夜間に旧市街を歩くのは、非常に危険です。
スーク(市場)周辺で多発するトラブル事例
フェズのスーク(市場)は、地元の人々や観光客で賑わう人気スポットです。
日中は活気にあふれていますが、混雑を利用した犯罪が多発しています。
・スリ集団による財布やスマートフォンの盗難
・偽ガイドやしつこい客引きによる案内料の強要
・観光客を狙った詐欺や押し売り
特に混雑した通りでは、複数人で連携して観光客の注意をそらし、貴重品を盗む手口が多く報告されています。
「バッグは必ず身体の前で持つ」「ポケットに貴重品を入れない」など、基本的な防犯対策が不可欠です。
また、スーク周辺では「ガイドをする」と声をかけてくる現地人に注意が必要です。
正規のガイドでない場合、案内料をしつこく要求されたり、断ると罵声を浴びせられることもあります。
治安が悪いエリアで起こりやすい犯罪と対策
フェズで観光客が巻き込まれやすい主な犯罪は、スリ、ひったくり、詐欺、強盗、そして偽ガイドによるトラブルです。
外務省海外安全ホームページでも、これらの軽犯罪に対する警戒が呼びかけられています。
・スリやひったくり:混雑した場所や人通りの少ない路地で多発
・詐欺や押し売り:観光客を狙った「お土産」「案内」などの名目で金銭を要求される
・偽ガイド:正規のガイドを装い、しつこく付きまとい高額な案内料を請求
これらの犯罪を防ぐためには、以下の対策が有効です。
・貴重品は身体の前で持つ、またはセキュリティポーチを利用する
・夜間の外出は控え、どうしても外出が必要な場合はタクシーやホテルの送迎サービスを利用する
・見知らぬ人からの案内や親切な申し出には警戒し、必要ならば「ノー」とはっきり断る
・正規のガイドを利用する場合は、必ず公式のガイドサービスを事前に予約する
・万が一トラブルに遭遇した場合は、すぐにホテルや警察、大使館に連絡する
フェズ在住日本人の体験談では、「夜の旧市街で道に迷い、現地人に案内されたが、最後に高額なチップを要求された」という声が多く聞かれます。
また、夜間のメディナ内部では「身ぐるみを剥がされる」など深刻な被害も報告されているため、夜間の単独行動は絶対に避けてください。
まとめ:治安が悪いエリアを避けて安全な旅を
フェズのブルーゲート周辺や旧市街の細い路地、混雑したスークは、観光客にとって特に注意が必要な治安が悪いエリアです。
夜間の外出や人通りの少ない場所への立ち入りは避け、トラブルに巻き込まれないよう最新の治安情報を常にチェックしましょう。
現地の人や宿泊施設スタッフのアドバイスを参考に、安全第一でフェズの旅を楽しんでください。
フェズのおすすめ滞在エリア:
>新市街(ヴィル・ヌーヴ)周辺のおすすめホテル
フェズのメディナ(旧市街)での安全対策
フェズのメディナ(旧市街)は世界遺産にも登録され、多くの観光客が訪れる魅力的な場所です。
一方で、迷路のような路地や人通りの少ないエリアが多く、観光客を狙った犯罪も報告されています。
ここでは、フェズのメディナで安全に過ごすための具体的な対策や、現地で役立つアドバイスを詳しく解説します。
迷子にならないためのコツと地図アプリ活用法
フェズのメディナは「世界一の迷宮都市」とも呼ばれるほど、複雑な路地が張り巡らされています。
初めて訪れる観光客は、目的地までの道順を見失いやすく、迷子になるリスクが非常に高いです。
・GoogleマップやMaps.meなどの地図アプリを事前にダウンロードしておく
・オフラインマップを利用し、電波がなくても現在地を確認できるようにする
・目的地までのルートを事前に確認し、できるだけ大通りや人通りの多い道を選ぶ
・迷ってしまった場合は、近くのお店のスタッフや警備員に道を尋ねる
現地では、地図アプリが細い路地を案内することが多いため、必ず人通りの多いメインロードを選びましょう。
フェズ在住日本人によると、「Googleマップの指示通りに進むと人通りのない道に案内されることがあるので、できるだけ大回りでも安全な道を選ぶべき」との声が多く聞かれます。
また、宿泊先から目的地までのルートを事前に教えてもらい、初日はスタッフに案内してもらうのも有効です。
スリ・詐欺・偽ガイドへの具体的な対策
メディナの中では、スリや詐欺、偽ガイドによるトラブルが多発しています。
観光客の多いエリアほど、巧妙な手口で近づいてくるケースが目立ちます。
・バッグや貴重品は必ず身体の前で持つ
・財布やスマートフォンはポケットに入れず、ファスナー付きのバッグに収納する
・「道案内しようか?」と声をかけてくる人には、きっぱり断る
・どうしても案内が必要な場合は、公式のガイドサービスを事前に予約する
・買い物や食事の際は、値段を必ず事前に確認し、複数の店で比較する
フェズのメディナでは、勝手に案内を始めて後から高額なチップを要求する偽ガイドが多くいます。
「大丈夫です」とはっきり断り、しつこい場合は近くのお店に入るなどして距離を取ることが大切です。
また、混雑したスーク(市場)では、複数人で連携してスリを働くグループも存在します。
外務省海外安全ホームページでも「スリや詐欺に十分注意し、貴重品の管理を徹底すること」と警告されています。
女性や一人旅のための安全アドバイス
女性や一人旅の旅行者は、特に慎重な行動が求められます。
現地の文化や治安状況を理解し、トラブルを未然に防ぐための工夫が重要です。
・露出の少ない服装を心がける(肩や膝を隠すスタイルが好ましい)
・夜間の外出は控え、どうしても外出が必要な場合はタクシーやホテルの送迎サービスを利用する
・人通りの少ない道や暗い場所には絶対に入らない
・現地の男性からしつこく声をかけられた場合は、無視するか、きっぱり断る
・困ったときは近くの店やホテルに避難し、スタッフに相談する
フェズ在住日本人によると、「女性同士や一人旅の場合、夜のメディナ内部には絶対に入らないこと」とのアドバイスが多く寄せられています。
また、現地の文化に合わせた服装や振る舞いを心がけることで、不要なトラブルを避けやすくなります。
地元警察・大使館の連絡先と緊急時の対応
フェズのメディナで万が一トラブルに巻き込まれた場合は、迅速に現地の警察や日本大使館に連絡することが重要です。
・フェズ市内の警察署(Police)は、主要な広場や大通り付近に設置されている
・緊急時は「190」(警察)または「150」(観光警察)に電話する
・日本大使館(ラバト):+212-(0)537-63-2700
・パスポートや貴重品を紛失した場合は、すぐに最寄りの警察署で被害届を提出し、大使館に連絡する
また、現地で役立つアプリとして「Maps.me」「Google Maps」などの地図アプリや、配車アプリ「Careem」「Uber」なども活用できます。
トラブル発生時は、慌てずに安全な場所に避難し、周囲の人やホテルスタッフに助けを求めましょう。
まとめ:フェズのメディナで安全に過ごすために
フェズのメディナは独特の雰囲気と歴史的な魅力にあふれていますが、迷路のような路地や人通りの少ない場所ではリスクも伴います。
地図アプリの活用や人通りの多い道の選択、スリや偽ガイドへの警戒、そして夜間の外出を控えるなど、現地の状況に合わせた安全対策を徹底してください。
困ったときは現地の警察や日本大使館に相談し、安心してフェズの旅を楽しみましょう。
フェズでの交通機関と移動時の治安
フェズを訪れる観光客にとって、現地での移動手段や交通機関の治安は大きな関心事です。
旧市街(メディナ)から新市街、郊外への移動、夜間の外出など、さまざまなシーンで安全に行動するためのポイントを詳しく解説します。
ここでは、フェズのタクシーやバス、鉄道など主要な交通機関の特徴と注意点、そして移動時に巻き込まれやすいトラブルとその対策をまとめます。
タクシー利用時の注意点とぼったくり対策
フェズ市内の移動で最も利用されるのがタクシーです。
タクシーは「プチタクシー」と「グランタクシー」の2種類があり、用途や目的地によって使い分けられています。
・プチタクシーは市内移動用で、3人まで乗車可能
・グランタクシーは郊外や都市間の移動用で、乗り合いが基本
プチタクシーはメーター制ですが、観光客だとメーターを使わずに高額な料金を請求されることがあるため、乗車前に「メーターを使ってください(フランス語で“Compteur, s’il vous plaît”)」と伝えるのが効果的です。
また、夜間や観光地周辺では、正規のタクシーを装った無許可車両が客引きをしていることもあります。
・公式のタクシーは車体の色(フェズは赤色)と屋根のタクシーランプで見分ける
・乗車時は必ずドライバーの身分証や車内のライセンス表示を確認する
・配車アプリ「Careem」や「Uber」を利用すると、料金の事前確認やドライバー情報の把握ができて安心
ぼったくり被害を避けるためには、目的地までの相場料金を事前にホテルや現地スタッフに確認しておくことも有効です。
現地の口コミでも「夜間は必ず配車アプリかホテル手配のタクシーを使うべき」というアドバイスが多く寄せられています。
バス・鉄道の安全性とトラブル事例
フェズには市内バスや長距離バス、鉄道(ONCF)が整備されており、コストを抑えて移動したい旅行者にも人気です。
しかし、公共交通機関を利用する際にも注意すべきポイントがあります。
・バスや鉄道の車内や駅構内では、スリや置き引きが多発
・混雑時にはバッグやリュックの口が開けられても気づきにくい
・長距離バスや鉄道では、荷物の管理に特に注意が必要
外務省海外安全ホームページでも、混雑する交通機関でのスリ被害が多いと警告されています。
また、現地の体験談では「バスの中で肩がぶつかり、その隙にポケットから財布を抜かれた」「駅のベンチでスマホを置いたまま目を離したら盗まれた」という事例が報告されています。
・バッグや貴重品は常に身体の前で持つ
・荷物から目を離さない
・ポケットに財布やスマホを入れない
これらの基本的な防犯対策を徹底しましょう。
夜間・早朝の移動で気をつけるべきポイント
フェズでは、夜間や早朝の移動は特に注意が必要です。
日中は人通りが多く比較的安全ですが、日が沈むと急激に人が減り、犯罪リスクが高まります。
・夜間の旧市街や人気のない道路は避ける
・どうしても移動が必要な場合は、必ずタクシーや配車アプリを利用する
・女性や一人旅の場合は、ホテルの送迎サービスを活用する
・夜遅くのバスや鉄道の利用はできるだけ避ける
現地では「夜間に歩いてホテルへ戻る途中でつきまとわれた」「暗い道で強引に話しかけられた」といったトラブルも報告されています。
また、夜間の交通機関は運行本数が減るため、待ち時間や人通りの少ない場所での滞在が長くなりがちです。
安全を最優先に、移動計画は明るいうちに完了するよう心がけましょう。
交通機関アプリと現地で役立つ情報
フェズでの移動を安全かつ快適にするためには、現地で使えるアプリや便利な情報を活用することが大切です。
・配車アプリ「Careem」「Uber」:タクシーの手配や料金確認、ドライバー情報の把握ができる
・地図アプリ「Google Maps」「Maps.me」:オフラインでもルート検索や現在地の確認が可能
・現地の交通機関アプリ:バスや鉄道の時刻表、運行状況をチェックできる
また、フェズ駅や主要バスターミナルでは、警備員やインフォメーションスタッフが常駐しているため、困ったときはすぐに相談できます。
緊急時には「190」(警察)や「150」(観光警察)に電話し、必要に応じて日本大使館(+212-(0)537-63-2700)にも連絡しましょう。
まとめ:安全な移動でフェズ観光を楽しむために
フェズの交通機関は便利でコストパフォーマンスも高いですが、観光客を狙った犯罪やトラブルも発生しています。
タクシーのぼったくりや公共交通機関でのスリ、夜間の移動リスクなどを十分に理解し、事前に安全対策を講じることが大切です。
アプリや現地スタッフのサポートを活用し、安心してフェズの旅を楽しみましょう。
フェズで観光客が巻き込まれやすいトラブルと対策
フェズは歴史と文化が息づく魅力的な都市ですが、観光客がターゲットとなるトラブルが日常的に発生しています。
特に旧市街(メディナ)やスーク(市場)、夜間の路地裏などでは、スリやひったくり、偽ガイド、しつこい客引きなど、さまざまな被害が報告されています。
ここでは、フェズで実際に起こりやすいトラブルの具体例と、その予防策を詳しく解説します。
スリ・置き引き・ひったくりの実例
フェズのメディナやスークは観光客で賑わう一方、スリや置き引き、ひったくりの温床でもあります。
混雑した通りやバス、カフェなどで、観光客の隙を狙った犯罪が多発しています。
・混雑する市場や狭い路地で、集団によるスリ被害が多い
・カフェやレストランでテーブルに置いたスマホや財布が盗まれる
・歩きスマホ中にひったくり被害に遭う
実際の体験談として、「写真を撮っていたら現地の若者に声をかけられ、カメラを奪われそうになった」「カフェでスマホを置いたまま席を立ったら盗まれた」という報告もあります。
【対策】
・バッグや貴重品は必ず身体の前で持つ
・スマホや財布はポケットに入れず、ファスナー付きのバッグに収納する
・カフェやレストランでは、貴重品をテーブルに置かない
・混雑した場所や人通りの少ない路地では特に警戒を強める
・RFID防止ポーチや防犯リュックを活用する
偽ガイド・しつこい客引きの手口と対処法
フェズの観光地では、正規のガイドを装った偽ガイドや、しつこい客引きによるトラブルが多発しています。
「お金はいらない」と言いながら観光案内を始め、後から高額なチップや案内料を請求されるケースが典型的です。
・「道に迷っていませんか?」と親切を装い近づいてくる
・案内後に高額な料金を請求される
・断ると罵声を浴びせられる、執拗に付きまとわれる
・「無料」「サービス」と言いながら後で金銭を要求される
【対策】
・知らない人からの案内や誘いにはきっぱり断る
・必要な場合は、必ず正規のツアー会社や公式ガイドを事前に予約する
・強引な客引きや案内は無視し、しつこい場合は近くの店や警察に相談する
・毅然とした態度で「ノー」と伝える
・現地のホテルや観光案内所で、信頼できるガイドを紹介してもらう
現地通貨・両替・ATM利用時の注意点
フェズでは現地通貨(ディルハム)の両替やATM利用もトラブルの原因になることがあります。
・路上や非公式な両替所での両替は詐欺や偽札被害のリスクがある
・ATM利用時に周囲を警戒せず現金を引き出すと、後をつけられて盗難に遭うケースがある
・ATMのカードスキミング被害も報告されている
【対策】
・両替は必ず銀行や正規の両替所を利用する
・ATMはショッピングモールや銀行の中など、人目が多い場所で使う
・現金を引き出した後はすぐに財布にしまい、周囲の様子を確認してから移動する
・暗証番号の入力時は手で隠す
・ATM利用中に声をかけられても相手にしない
在住日本人の体験談とアドバイス
フェズ在住の日本人からは、観光客が巻き込まれやすいトラブルについてリアルな声が寄せられています。
・「夜間に一人で歩いていた女性が執拗につきまとわれた」
・「安宿のスタッフからしつこくプライベートな接触を試みられた」
・「地元の若者に写真を頼まれ、断ったらカメラを奪われそうになった」
・「市場で買い物をしていたら、値段をぼったくられた」
こうした体験談からも、現地では日本の常識が通じない場面が多いことが分かります。
【アドバイス】
・夜間の一人歩きや人通りの少ない道は絶対に避ける
・困ったときはすぐにホテルスタッフや警察に相談する
・現地の文化や習慣を理解し、必要以上に現金や貴重品を持ち歩かない
・旅行前に外務省海外安全ホームページや現地情報を随時チェックする
・旅行保険には必ず加入し、万一のトラブルに備える
まとめ:フェズでトラブルを避けて安全に楽しむために
フェズではスリやひったくり、偽ガイド、しつこい客引きなど、観光客を狙ったトラブルが日常的に発生しています。
貴重品の管理や夜間の行動制限、正規ガイドの利用、毅然とした態度での対応など、基本的な安全対策を徹底することが大切です。
現地の最新情報や在住者のアドバイスも活用し、安心してフェズの旅を楽しみましょう。
まとめ:フェズの治安を理解して快適な旅行を
フェズの治安について最新情報をもとに解説してきました。
この都市はモロッコの文化的な中心地であり、世界遺産のメディナ(旧市街)をはじめ多くの観光スポットがありますが、観光客を狙った軽犯罪やトラブルが日常的に発生している現実も無視できません。
フェズの治安レベルと注意点の総括
外務省海外安全ホームページによると、モロッコ全土の危険度レベルは「レベル1(十分注意してください)」が継続しています。
これは旅行自体を控えるほどの危険性はないものの、スリやひったくり、詐欺、偽ガイド、しつこい客引きなどの軽犯罪が頻発していることを意味します。
特にフェズのメディナ(旧市街)やスーク(市場)、ブルーゲート周辺では、観光客を狙った犯罪が多発しています。
女性旅行者や一人旅の場合は、夜間の外出や人通りの少ない道を避け、露出の少ない服装を心がけるなど、現地の文化や治安状況に合わせた行動が必要です。
安全に旅するための具体的な行動指針
・夜間や早朝の一人歩きは避ける
・人通りの多いメインロードや明るい場所を選んで移動する
・バッグや貴重品は必ず身体の前で持ち、ポケットには入れない
・カフェやレストランでは貴重品をテーブルに置かない
・正規のガイドやツアー会社を利用し、偽ガイドやしつこい客引きにはきっぱりと断る
・ATMや両替は必ず正規の場所を利用し、現金の管理に注意する
・困ったときはホテルや警察、現地の日本大使館に相談する
・現地での最新情報は外務省海外安全ホームページや在住者の口コミを随時チェックする
フェズでホテルを取るべき治安の良いエリアの再確認
治安の良いエリアとしては、新市街(ヴィル・ヌーヴ)やルシーフ広場周辺が挙げられます。
これらのエリアは人通りが多く、ホテルやレストラン、交通機関も充実しているため、観光客にとって安心して滞在できる場所です。
ホテル選びでは、セキュリティ体制や立地、スタッフの対応などを重視し、夜間の外出はできるだけ控えることが推奨されます。
現地で役立つ連絡先・アプリ・サービス
・警察:190(一般警察)、150(観光警察)
・日本大使館(ラバト):+212-(0)537-63-2700
・配車アプリ「Careem」「Uber」などは安全な移動手段として有効
・地図アプリ「Google Maps」「Maps.me」は迷子防止に役立つ
・現地の交通機関アプリやホテルの送迎サービスも積極的に活用しましょう
最後に:フェズを安全に楽しむために
フェズはエキゾチックな雰囲気と歴史的な街並みが魅力の都市ですが、日本とは異なるリスクがあることを忘れず、常に警戒心を持って行動することが大切です。
現地の最新情報や在住者のアドバイスを参考に、事前にしっかりと準備を整え、安全対策を徹底すれば、フェズの旅はより安心で思い出深いものになるでしょう。
旅行中は「自分の身は自分で守る」という意識を持ち、フェズの素晴らしい文化と景色を存分に楽しんでください。
フェズのおすすめ滞在エリア:
>新市街(ヴィル・ヌーヴ)周辺のおすすめホテル