手遅れになる前に。海外旅行でクレジットカードを使う時に気をつけるべきポイント7つ

こんにちは!

世界一周含めこれまで40カ国以上を旅した世界新聞編集長です。

海外旅行では、クレジットカードが非常に心強いアイテムになります。

両替の手間も省け、現地通貨が足りなくなってもキャッシングで引き出せるなど、持っているだけで旅の自由度が大きく上がるのです。

ただし、日本国内と同じ感覚で使ってしまうと、予想外のトラブルに巻き込まれることもあります。

そこで今回は、初心者が気をつけるべき「海外旅行でクレジットカードを使うときの注意点」を7つ、リアルな体験談とあわせて解説します。

知らなかったでは済まされないことも多いので、ぜひ参考にして安全にカードを活用してください。

\40カ国以上旅した編集長おすすめ/

1.暗証番号(PINコード)を必ず設定しておく

日本ではサインで決済する場面が多いですが、海外では「PINコード(暗証番号)」が求められるケースが非常に多いです。

特にヨーロッパでは、レストランやスーパー、券売機などでカードを使う際、ほぼ確実に暗証番号の入力が求められます。

PINコードを登録していない、または忘れてしまっていると、せっかくのカードが使えなくなってしまいます。

カード会社のサイトやサポートデスクで、事前にPINコードを確認・再設定しておきましょう。

ちなみに、僕はパリの地下鉄券売機で暗証番号を求められて使えず、駅員に泣きついた経験があります。

2.2枚以上のカードを用意しておく

1枚しかカードを持っていないと、磁気不良や紛失、盗難、利用停止など、何かあったときに完全に詰みます。

そのため、異なる国際ブランド(例:VISA+MasterCardなど)のカードを2枚以上持って行くのが鉄則です。

僕自身、インドで三井住友カードがなぜか使えず、予備で持っていた楽天カードに救われたことがあります。

おすすめは、片方を年会費無料のエポスカードのような自動付帯保険つきカードにし、もう1枚は利用枠が大きくてメインで使えるものにするスタイルです。

3.スキミングに要注意

海外のレストランや小さな店舗では、カードを一度店員が持っていき、裏で処理することがあります。

この間にスキミング(カード情報の不正コピー)されるケースが多発しています。

できるだけ「目の前で決済してもらう」ことを徹底してください。

また、最近はタッチ決済(NFC)が使える場所も増えているので、これを活用すれば端末に触れるだけで支払いが完了し、カード情報の流出リスクが減らせます。

旅行者の口コミでも、「イタリアでスキミング被害に遭った」「アメリカのガソリンスタンドで不正利用された」という話が多く、決して他人事ではありません。

4.両替よりキャッシングがレートが良いことが多い

意外に知られていませんが、海外旅行では空港や街中の両替所より、クレジットカードでのキャッシング(現地ATMでの引き出し)のほうが圧倒的にレートが良いことが多いです。

僕も南米周遊中は、エポスカードでのキャッシングをメインにして、両替所は一切使いませんでした。

手数料が気になる人も多いかもしれませんが、オンラインバンキングなどで繰り上げ返済すれば、利息も最小限で済みます。

注意点は、ATMに人が少ない場所や、夜間には絶対に利用しないこと。

周囲に気を配りながら、安全な銀行ATMを使うのが基本です。

5.カードが使える場所・使えない場所を知る

どんなに便利でも、クレジットカードが通じない場面はあります。

例えば、東南アジアやアフリカの一部地域では、クレジットカードを受け付けないレストランや商店がまだ多くあります。

また、インドのリクシャー、エジプトのバザール、メキシコのローカル市場などは現金主義。

「カード使えません」と言われて焦る前に、最低限の現金も常に持っておくようにしましょう。

ホテルのデポジットで高額が一時的に引き落とされるケースもあるので、複数枚のカードや現金の使い分けが重要です。

6.不正利用チェックをこまめにする

海外では、カードを利用していなくても、どこかで情報が漏れたりして不正利用されることがあります。

僕自身も、ブラジルから帰国した数週間後、アメリカのWebサイトで使われたという不審な履歴がカード明細に出て慌てました。

カード会社によっては「リアルタイム通知サービス」があるので、それを設定するのもおすすめです。

また、帰国後も数か月は明細チェックを怠らないようにしましょう。

少額でも不審な請求があったら、すぐにカード会社に連絡することが大切です。

7.海外旅行保険の内容を確認しておく

クレジットカードには海外旅行保険が付帯しているものも多くあります。

中には「自動付帯(持っているだけで保険が有効)」のカードもあり、医療費のキャッシュレス診療に対応している場合もあります。

僕が世界一周中に使っていたエポスカードは、年会費無料ながら自動付帯、傷害治療200万円、疾病治療270万円という高水準の補償がありました。

インドで入院した際、現金なしで診察・入院できたのはこのカードのおかげでした。

ただしカードによっては「利用付帯(旅行代金などをカードで支払わないと適用されない)」もあるので、事前にカード会社の保険内容をよく確認してください。

外務省の海外安全ホームページでも、現地で病院にかかる際は「海外旅行保険の有無が重要」と明記されています​。

まとめ

いかがでしたか?

海外旅行中にクレジットカードを使う際には、日本と違うリスクやルールが存在します。

今回ご紹介した7つのポイントを押さえて、安全かつ賢く使うことが旅を楽しむ秘訣です。

・PINコードの設定を忘れずに

・2枚以上のカードを持つ

・スキミング防止に気を配る

・両替よりキャッシングの方がレートが良い

・現金が必要な場面もある

・不正利用チェックを欠かさずに

・海外旅行保険の条件を事前に確認

これらを意識することで、トラブルの多くを未然に防げます。

クレジットカードはリスクもありますが、正しく使えば旅の最強の味方になります。

安心・快適な海外旅行を楽しむために、ぜひ活用してみてください。

それでは皆さん、次の旅先でお会いしましょう!

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この記事を書いた人

運営歴11年・40万PVの旅メディア世界新聞の編集長。世界一周を含め40カ国以上に訪問。旅行関連の登壇多数。旅の書籍を出版。世界中から治安をはじめとした観光情報をお届け。