【カルガリー治安完全ガイド】ホテルをとるべき治安のよいエリアと現地人が避ける危険エリア

「カルガリーの治安が気になるけど、どうなんだろう」

「カルガリーで治安の良いエリアと悪いエリアを知りたい」

「カルガリーでホテルを予約する前に、治安の良いエリアを調べたい」

カナダの中でも治安の良い都市として知られるカルガリーですが、エリアによって治安状況は大きく異なります。

カルガリーの治安を把握するには、現地の犯罪発生状況や危険なエリアの特徴を理解することが重要です。

外務省海外安全ホームページとカルガリー在住日本人の声をもとに、治安が良いエリアと治安が悪いエリアの特徴、ホテルを取るのにおすすめのエリアを解説します。

目次

カルガリーの治安の現状

カルガリーはカナダの中でも特に治安が良好な都市として知られています。

英エコノミスト紙が発表する「世界で最も住みやすい都市ランキング2024」では、173都市中5位にランクインしています。

基本的に町を歩いているだけで危険を感じることは少なく、夜間でも女性の一人歩きをよく見かけます。

カナダ国内での位置づけ

カルガリーは人口約130万人を抱えるカナダ第3の都市です。

人種構成はヨーロッパ系が約60%を占め、アジア系、アフリカ系、ラテンアメリカ系など多様な文化が共生しています。

日本人の割合は約0.3%と非常に少なく、英語環境での生活が基本となります。

犯罪発生状況の特徴

カルガリーの犯罪発生率を見ると、以下の特徴があります:

・2023年は窃盗犯罪が前年より減少

・一方で、凶悪犯罪は増加傾向

・人口10万人あたりの犯罪発生件数は日本の約12倍

主な犯罪の種類

カルガリーで発生している主な犯罪は:

・スリや置き引き(空港、ホテル、レストランなど)

・強盗(人通りの少ない場所)

・麻薬関連犯罪(特定のエリアで発生)

季節による治安変化

カルガリーは年間の半分以上が冬季となり、気候による治安への影響も見られます。

冬季は日照時間が短く、夜間の外出には特に注意が必要です。

フェーン現象によるチヌーク風が吹く時期は気温が急激に変化し、路面状況も変わるため、移動時の安全性にも影響します。

時間帯による注意点

・日中は人通りが多く、比較的安全

・夕方以降は人通りが少なくなる地域があり、注意が必要

・深夜のダウンタウンエリアでは警戒が必要

観光客の安全対策

観光客は以下の点に特に注意が必要です:

・貴重品の管理(特に空港やホテルロビー)

・人通りの多い大通りの利用

・夜間の単独行動を避ける

・クラブやラウンジなど特定の娯楽施設への立ち入りに注意

カルガリーは全体的に安全な都市ですが、日本と比較すると犯罪発生率は高いため、基本的な防犯意識を持つことが重要です。

カルガリーで治安が悪いエリアと特徴

カルガリー在住日本人によると、治安が悪いエリアは主に市の東部に集中しています。

特定のエリアでは夜間の一人歩きを避けるなど、細心の注意が必要です。

ダウンタウンイースト地区の現状

ダウンタウンイーストは、カルガリーで最も治安の悪いエリアとして知られています。

このエリアでは以下のような問題が報告されています:

・路上生活者が多く見られる

・薬物取引の現場となることがある

・深夜の暴力事件が発生

特に7 Avenue SEから10 Avenue SE付近は、夜間の単独行動を控えることが推奨されます。

要注意のスポット

・イーストビレッジ周辺

・ビクトリアパーク駅付近

・リバーフロント公園の人気のない場所

フォレストローン地区の注意点

フォレストローン地区は、以下の特徴があります:

・若者グループによる軽犯罪が多い

・夜間の路上駐車での車上荒らしが発生

・地下鉄駅周辺での置き引き被害

特に Forest Lawn High School周辺は、下校時間帯に注意が必要です。

時間帯による危険度

・早朝(4時〜6時)は人通りが少なく危険

・深夜(23時以降)は照明が少ない場所を避ける

・週末の深夜は特に注意が必要

マールボロ地区の治安状況

マールボロ地区は、以下の治安上の特徴があります:

・低所得者層が多く居住

・路上での窃盗事件が発生

・深夜のコンビニエンスストア強盗が報告

このエリアでは、特に36 Street NE周辺での警戒が必要です。

危険エリアでの防犯対策

これらの地域を訪れる際は、以下の対策を講じることが重要です:

・貴重品は必要最小限にする

・バッグは体の前で持つ

・現金は分散して持ち歩く

・スマートフォンの露出を控える

緊急時の対応方法

カルガリー在住日本人によると、以下の対応が推奨されます:

・緊急時は躊躇なく911に通報

・近くの店舗やホテルに避難

・Calgary Transit Helpline(403-262-1000)の利用

・カルガリー市警察の非緊急番号(403-266-1234)の保存

安全に移動するためのポイント

・できるだけ公共交通機関を利用

・タクシーはライセンスを確認

・深夜は正規のタクシー会社を利用

・Uberなどの配車サービスは評価の高いドライバーを選択

これらの地域でも、基本的な防犯対策を実施することで、多くのリスクを回避できます。

カルガリーで治安が良いエリアの特徴

カルガリーには特に治安の良いエリアがいくつか存在し、観光客や長期滞在者に人気があります。

ブリタニア地区の魅力

ブリタニア地区は、カルガリーの高級住宅街として知られています。

以下のような特徴があります:

・裕福な層が多く居住する閑静な住宅地

・24時間体制の警備システムを備えた住宅が多い

・緑地が多く、治安の良さが保たれている

エドジモント地区の特徴

エドジモント地区は、以下の特徴を持つ安全なエリアです:

・大学生や留学生が多く居住

・公共交通機関へのアクセスが良好

・コミュニティの結びつきが強い

・パトロールが頻繁に行われている

アーバー・レイク地区の様子

アーバー・レイク地区は、以下の特徴を持つ人気の居住エリアです:

・Cトレインの駅に近く、交通の便が良い

・24時間営業のスーパーマーケットが近接

・街灯が多く、夜間も明るい

・コミュニティセンターを中心とした住民活動が活発

これらの地域は、以下の共通点を持っています:

・警察のパトロールが定期的に行われている

・住民同士の繋がりが強い

・防犯カメラなどのセキュリティ設備が充実

・緊急時の対応システムが整備されている

これらの地域は、観光客の滞在先としても、長期居住先としても安心して選択できるエリアとなっています。

カルガリーでホテルをとるべき治安の良いエリア

カルガリー在住日本人によると、観光客が安心して滞在できるホテルエリアがいくつか存在します。

宿泊先選びは旅の安全性を左右する重要な要素となります。

ダウンタウンウエストの特徴

ダウンタウンウエストは、以下の特徴を持つ安全な宿泊エリアです:

・24時間体制のセキュリティを備えた高級ホテルが多い

・警察のパトロールが頻繁

・観光スポットへのアクセスが便利

特におすすめのホテルエリアは8 Avenue SW(スティーブン・アベニュー・モール)周辺です。

おすすめホテルチェーン

・Westin Calgary(高級・セキュリティ充実)

・Hyatt Regency(ビジネス街の中心)

・Fairmont Palliser(歴史ある高級ホテル)

ベルトライン地区の宿泊施設

17th Avenueに近いベルトライン地区は、以下の利点があります:

・おしゃれなブティックホテルが充実

・レストランやカフェが徒歩圏内

・公共交通機関へのアクセスが良好

・24時間営業のコンビニエンスストアが近い

宿泊時の注意点

・1階の部屋は避ける

・通りに面した部屋よりも中庭側を選ぶ

・深夜のフロント対応を確認する

・非常口の場所を確認する

空港周辺の安全なホテル選び

空港周辺のホテルは、以下の特徴があります:

・シャトルバスサービスが充実

・24時間対応のフロントデスク

・セキュリティカメラの設置

・大手チェーンホテルが多い

空港ホテルの利点

・深夜到着でも安全に移動可能

・早朝フライトに便利

・レンタカー会社が近い

・ホテル予約時の送迎サービス確認が重要

長期滞在向けの安全なエリア

1週間以上の滞在には以下のエリアがおすすめです:

・Eau Claire地区(リバーサイドの高級住宅街)

・Kensington地区(アーティスティックな雰囲気)

・Mission地区(飲食店が充実)

長期滞在の防犯対策

・部屋のセキュリティチェック

・近隣の治安確認

・緊急連絡先の確認

・現地コミュニティとの関係構築

予約時の確認事項

安全な滞在のために、予約時には以下を確認します:

・セキュリティシステムの有無

・フロントの営業時間

・最寄りの警察署までの距離

・公共交通機関へのアクセス

これらの地域で宿泊施設を選ぶことで、安全で快適なカルガリー滞在が実現できます。

カルガリーで安全に過ごすためのポイント

カルガリーは基本的に治安の良い都市ですが、より安全に過ごすためには適切な注意が必要です。

公共交通機関の利用方法

カルガリーの公共交通機関は、ライトレール(Cトレイン)とバスが主要な移動手段です。

安全に利用するためには以下の点に注意が必要です:

・「My Fare」アプリでチケットを購入し、現金の携帯を最小限に

・駅のホームでは周囲に注意を払う

・深夜のバス・電車利用は極力避ける

・バスの降車時は運転手に降車場所を事前に伝える

夜間の注意事項

夜間は以下の対策を徹底することが重要です:

・人通りの多い大通りを選んで移動

・路地裏や暗い場所は避ける

・深夜の単独行動は控える

・タクシーは正規のものを利用

緊急時の連絡先と対応

緊急時には以下の連絡先を活用します:

・緊急時(警察・救急):911

・Calgary Transit Helpline:403-262-1000

・カルガリー市警察(非緊急):403-266-1234

・在カルガリー日本国総領事館:403-294-0782

英語に不安がある場合は、「Japanese speaker, please」と伝えることで日本語対応が可能です。

緊急時の基本的な対応手順:

・近くの店舗やホテルに避難

・警察への通報をためらわない

・総領事館への連絡

・パスポートのコピーを別途保管

これらの対策を意識することで、カルガリーでの滞在をより安全に楽しむことができます。

まとめ:カルガリーの治安と安全な滞在のために

カルガリーは、カナダの主要都市の中でも特に治安の良い都市として知られています。

適切な防犯対策と地域の特徴を理解することで、安全な滞在が可能です。

エリア別の治安まとめ

治安の良いエリア

・ダウンタウンウエスト:24時間体制のセキュリティと頻繁な警察パトロール

・サウスウエスト(SW)地区:留学生も多く、安全な住宅地

・ベルトライン地区:観光客向けの設備が充実

避けるべきエリア

・ダウンタウンイースト:特に夜間の一人歩きは危険

・ノースイースト(NE)地区:犯罪発生率が比較的高い

・フォレストローン地区:夜間の注意が必要

安全な滞在のための重要ポイント

基本的な防犯対策

・貴重品は必要最小限に抑える

・深夜の一人歩きを避ける

・人通りの多い大通りを利用する

緊急時の対応

・緊急時は躊躇なく911に通報

・近くの店舗やホテルに避難

・必要な連絡先を事前に保存

観光客向けの安全対策

宿泊施設の選び方

・セキュリティの整った大手ホテルチェーンを選択

・1階の部屋は避ける

・フロントの24時間対応を確認

移動時の注意点

・公共交通機関の利用を推奨

・タクシーは正規のものを利用

・夜間は明るい通りを選択

長期滞在者向けのアドバイス

住居選びのポイント

・治安の良い地域を優先

・セキュリティシステムの確認

・近隣コミュニティの様子を確認

日常生活での注意点

・現地の緊急連絡先を把握

・防犯アプリの活用

・コミュニティとの関係構築

カルガリーでの滞在を安全で快適なものにするために、これらの点に注意を払いましょう。

適切な準備と注意を怠らなければ、カルガリーは観光にもビジネスにも適した都市といえます。

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この記事を書いた人

ヨーロッパ、北米、オーストラリアetc、治安をはじめとした海外情報をお届け。運営歴11年の海外旅行メディア世界新聞が監修しています。

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