【ナポリ治安ガイド2026】夜の雰囲気と動画でえらぶ滞在エリア

ナポリへの旅を計画しながら、宿泊エリアをどこにするか決めきれずにいる人は少なくありません。

バイクによるひったくりや偽警官による詐欺の被害が報告されているという情報を目にしていれば、「本当に大丈夫なのか」と感じるのは自然なことです。

この記事は、ナポリの治安を「良い・悪い」で評価するものではありません。

世界40カ国以上を訪れた編集長の経験をもとに、治安は「場所×時間帯×行動」の組み合わせで考えるという軸でまとめています。

外務省をはじめとする公的情報をもとにナポリで注意が必要なエリアと具体的な犯罪の手口を整理した上で、治安目線でおすすめの宿泊エリアを観光重視・落ち着いた滞在・交通アクセス重視の3つの目的別に紹介します。

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ナポリで注意が必要と言われるエリア

ナポリは魅力的な観光地である一方、エリアによって旅行者が注意すべき状況が異なります。

外務省もナポリ市内での被害を公式に注意喚起しており、訪れる前にどのエリアでどんなことが起きているかを把握しておくことが大切です。

スパッカナポリ周辺/歴史地区中心部(Spaccanapoli / Centro Storico)

スパッカナポリ周辺は、スリとバイクによるひったくりに注意が必要なエリアです。

ナポリ旧市街の中心を東西に貫く通りで、サン・グレゴリオ・アルメーノ(ナポリ名物の職人街として知られる通り)や多くの教会・食堂が集まり、観光客が一日中行き交う場所です。

外務省の海外安全情報では、スパッカナポリを含む旧市街地においてスリ・ひったくり・置き引きが多発していると明記しています。

Lonely Planetも、バイクに乗ったまま走り去りざまにバッグや財布を奪う「スキッポ」と呼ばれるひったくりの手口に触れており、歩行中はバッグを車道と反対側に持つよう呼びかけています。

混雑した路地では後ろや隣から財布やスマートフォンを抜き取られるケースもあります。

対策として、バッグは体の前側で抱えるように持ち、スマートフォンは立ち止まった状態で使い、使い終わったらすぐにしまうことをおすすめします。

ナポリ中央駅周辺(Stazione di Napoli Centrale / Piazza Garibaldi)

ナポリ中央駅周辺は、置き引き・偽警官による詐欺・押し売りなど、複数の手口が重なりやすいエリアです。

アマルフィ海岸やポンペイへのアクセス拠点でもあるため、大きな荷物を持った旅行者が集まりやすく、到着直後や乗り換えの合間の隙を狙われることがあります。

外務省の海外安全情報では、ナポリ中央駅周辺でスリ・置き引き・偽警官による詐欺の被害が特に多く報告されていると明記しています。

Wikivoyageは、制服を着た人物が警察官を名乗りパスポートや財布の提示を求めてくる「偽警官詐欺」が発生していると指摘しており、Fodor’s Travelも夜間・早朝の一人歩きを避け、見知らぬ人物から声をかけられても立ち止まらないよう呼びかけています。

警察官を名乗る人物から声をかけられた場合、その場で財布やパスポートを渡さず、近くの交番や正規の警察署に案内してもらうよう求めることが一つの対応です。

タクシーは正規乗り場から乗ること、構内では荷物を床に置かないといった点を意識しておくとよいでしょう。

サニタ地区(Rione Sanità)

サニタ地区は、観光インフラが整っておらず、夜間や単独での訪問にリスクが伴うエリアです。

旧市街の北側に位置し、近年はフォンタネッレ墓地(大量の人骨が安置された地下礼拝堂)への訪問者が増えていますが、再開発の過渡期にある地区であり、旅行者向けの案内や人通りの少ない時間帯が生じやすい構造になっています。

Wikivoyageはサニタ地区を「ナポリの中でも荒削りな性格を持つ地区」と説明しており、昼間の訪問かつ現地ガイドや公式ツアーの利用を強く推奨しています。

Lonely Planetも、観光客に不慣れな地区であり夜間の単独行動は推奨しないと明記しています。

外務省のイタリア安全情報では、組織犯罪の活動が見られる地区への立ち入りには注意が必要と記載されており、サニタ地区の性格と照らし合わせると、地区の深部への単独での立ち入りは慎重に判断する必要があります。

フォンタネッレ墓地を訪れる場合は、公式に催行されているガイドツアーを利用し、観光後は明るい時間帯のうちに中心部へ戻ることが、こうした地区での被害を遠ざけることにつながります。

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ナポリで治安目線でおすすめの宿泊エリア

ナポリは同じ市内でも、エリアによって旅行者が体感する雰囲気が大きく異なります。

「観光スポットに近いところに泊まりたいのか」「静かな環境でゆっくりしたいのか」「移動のしやすさを最優先にしたいのか」——何を軸に選ぶかによって、おすすめのエリアは変わります。

3つのタイプ別に、治安面も含めた宿泊エリアの特徴を整理しました。

【観光重視】キアイア地区(Chiaia)

免責事項

本記事は、公的機関の情報や統計、観光関連資料をもとにまとめています。

ただし、都市の雰囲気や治安の感じ方は、訪れる時期や時間帯、そのときの行動によっても変わります。

ここで紹介している内容は、特定の場所の安全性を保証するものではなく、あくまで滞在の参考情報のひとつです。

本記事の情報に基づく行動によって生じた損害等について、当サイトは責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

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この記事を書いた人

運営歴12年の海外旅行メディア世界新聞の編集長。世界一周を含め40カ国以上に訪問。海外旅行関連の登壇多数。旅の書籍を出版。