「ノヴィサド観光のモデルコースを知りたい」
「ノヴィサドの観光スポットを効率よく回りたい」
「ノヴィサドの見どころを1日で巡る方法を知りたい」
初めてノヴィサドを訪れる場合、どこから回れば効率的か迷ってしまいますよね。
ノヴィサド観光は、ペトロヴァラディン要塞を軸に旧市街を組み合わせたモデルコースで回るのがおすすめです。
この記事では、ベオグラードから日帰りで行けるノヴィサド観光の鉄板モデルコース5つとおすすめ観光スポット10選を紹介します。
ノヴィサドのおすすめ滞在エリア:
ノヴィサド観光のおすすめモデルコース
ノヴィサド観光は、旧市街と要塞を組み合わせると満足度が高くなります。
ベオグラードから日帰りでも充分楽しめるコンパクトな街なので、半日でも主要スポットを回れます。
夕方の要塞は絶景と夜景が狙えるため、帰りの列車時刻だけ先に確認しておくと安心です。
半日コース:午後から夕景狙い
自由広場→マリアの名の教会→ドゥナフスカ通り→ペトロヴァラディン要塞→時計塔
午後遅めにノヴィサドへ到着し、旧市街を2時間で散策します。
その後ドナウ川を渡り要塞へ向かい、日没前に時計塔へ到着して夕景撮影を楽しめます。
日帰り定番コース:名所を網羅
セルビア国立劇場→自由広場→教会→ドナウ公園→要塞アッパータウン→路地裏カフェ
午前中に旧市街の建築や博物館をゆっくり見学し、午後は要塞で絶景とトンネルを満喫します。
カフェ休憩を2回入れて7時間の充実コースです。
写真映え優先コース:朝夕ゴールデン
早朝の要塞→旧市街散策→カフェ休憩→夕方再び要塞→橋の夜景
朝の柔らかい光で要塞を撮影し、日中は旧市街でのんびり過ごします。
夕方もう一度要塞へ戻り、ドナウ川の夕景と橋の夜景を狙う写真好きにぴったりのプランです。
ノヴィサド観光に便利なおすすめ宿泊エリア
ノヴィサドの宿泊エリアは、旧市街・要塞周辺・駅周辺の3つが定番です。
観光スポットへの徒歩アクセスと予算のバランスで選ぶのがポイントです。
日帰りなら駅近、1泊以上なら旧市街中心が便利で夕景散歩も楽しめます。
旧市街(自由広場周辺)
ノヴィサド観光の拠点として一番人気のエリアです。
自由広場を中心に徒歩圏内にカフェ・レストラン・博物館が揃っています。
歩行者専用の石畳通りが多く、オーストリア風の建物が美しいので散策が楽しいです。
ホテルは中級から高級まで選択肢が豊富で、予約サイトでの評価も高めです。
夜でも街灯が明るく治安も良好なため、女性やカップルでも安心して滞在できます。
要塞まで徒歩20分、駅まで徒歩15分と移動がスムーズです。
レストランは18時以降混むため、夕食は17時台か予約をおすすめします。
近くにある観光スポット
・マリアの名の教会:自由広場から徒歩1分
・ドゥナフスカ通り:自由広場から徒歩2分
・セルビア国立劇場:自由広場から徒歩3分
・ヴォイヴォディナ博物館:自由広場から徒歩5分
・ドナウ公園:自由広場から徒歩10分
ペトロヴァラディン要塞周辺
要塞の麓や橋のたもとにある小規模ホテル・ゲストハウスが点在するエリアです。
朝一番で要塞へ行けるため、混雑前の撮影や静かな散策ができます。
旧市街まで橋を渡って徒歩15分かかるため、飲食店は限られます。
現地在住者談では、要塞周辺は夕方以降静かすぎるため一人旅は旧市街の方が安心とのこと。
EXITフェス期間は要塞周辺の宿が満室になりやすく、価格も跳ね上がります。
フェス参加者や写真優先の旅行者には最適な立地です。
夜景撮影後すぐ宿へ戻れるのも大きなメリットです。
近くにある観光スポット
・ペトロヴァラディン要塞:徒歩5分
・時計塔:徒歩10分
・要塞内トンネル:徒歩8分
・ノヴィサド市博物館(要塞内):徒歩10分
・ヴァラディン橋:徒歩3分
駅・バスターミナル周辺
ベオグラードとの往復や他都市への移動が多い旅行者に便利なエリアです。
ビジネスホテルやチェーンホテルが中心で、価格は旧市街より低めです。
旧市街まで徒歩15分、タクシーなら5分で到着します。
駅前は24時間営業のコンビニや両替所があり、早朝・深夜の移動にも対応できます。
観光地からやや離れるため、滞在時間が短い日帰り前泊や最終日の拠点に向いています。
駅周辺は夜間人通りが減るため、女性の一人歩きは注意が必要です。
荷物が多い場合や移動重視の旅程なら駅近が圧倒的に便利です。
近くにある観光スポット
・ノヴィサド駅:徒歩1分
・バスターミナル:徒歩5分
・自由広場:徒歩15分
・ペトロヴァラディン要塞:徒歩30分(タクシー推奨)
・ドナウ公園:徒歩20分
ノヴィサド観光のモデルコース5つ
ノヴィサド観光は、滞在時間や目的に合わせてコースを選ぶのがポイントです。
半日から1泊2日まで、目的別に5つのコースを用意しました。
どのコースも旧市街と要塞を組み合わせているため、初めての訪問でも満足度が高いです。
王道1日コース(名所総ざらい)
ノヴィサドの主要観光スポットを1日で網羅するコースです。
午前中に旧市街の建築や博物館をゆっくり見学し、午後は要塞で絶景を満喫します。
セルビア国立劇場→自由広場→マリアの名の教会→ドゥナフスカ通り→ドナウ公園→ペトロヴァラディン要塞→時計塔→トンネルツアー
9時にセルビア国立劇場前からスタートし、外観を撮影します。
徒歩2分で自由広場へ移動し、市庁舎やカトリック教会を見学します。
マリアの名の教会は内部見学もできるため、20分ほど鑑賞時間を確保すると良いです。
ドゥナフスカ通りでカフェ休憩を取り、路面テラスでのんびり過ごします。
現地在住者談では、12時台のドゥナフスカ通りは混むため11時台が狙い目とのこと。
ドナウ公園は徒歩10分で到着し、ベンチで休憩しながら噴水を眺められます。
14時に橋を渡り要塞へ向かい、上り坂を20分かけて時計塔まで登ります。
時計塔からの眺望は360度パノラマで、ドナウ川と旧市街が一望できます。
16時からトンネルツアーに参加し、地下要塞の歴史を学びます。
トンネルツアーは英語ガイド付きで約60分、料金は500ディナール前後です。
18時に要塞を出て旧市街へ戻り、夕食とカフェで締めくくります。
移動と所要時間
・旧市街内の徒歩移動は合計90分
・橋から要塞までの上り坂20分
・トンネルツアー60分
・カフェ休憩2回で各20分
・合計所要時間7〜8時間
チケットと予約のコツ
・トンネルツアーは現地窓口で当日購入可能
・混雑期(7月EXIT期間)は事前にメールで予約推奨
・マリアの名の教会は入場無料だがミサ中は見学不可
・博物館の窓口は現金のみ対応の場所が多い
写真映え優先コース(朝夕ゴールデン)
朝夕の光を活かして要塞と旧市街を撮影するコースです。
日中は博物館やカフェでゆっくり過ごし、撮影タイムに全力を注げます。
早朝の要塞→時計塔→旧市街散策→ヴォイヴォディナ博物館→カフェ休憩→夕方再び要塞→橋の夜景
7時に要塞へ行き、朝の柔らかい光で城壁と時計塔を撮影します。
早朝は観光客が少ないため、三脚を使った長時間露光も可能です。
9時に旧市街へ戻り、自由広場周辺の建築物を順光で撮影します。
11時にヴォイヴォディナ博物館へ入り、館内を1時間かけて見学します。
13時にドゥナフスカ通りのカフェでランチ休憩を取り、体力回復します。
15時から旧市街の路地裏やドナウ公園をのんびり散策します。
17時に再び要塞へ向かい、日没90分前から撮影ポジションを確保します。
夕景の撮影ベストタイムは18時〜18時30分で、城壁から旧市街方向が美しいです。
19時に橋へ移動し、ライトアップされた要塞と橋の夜景を撮影します。
現地在住カメラマン談では、橋の中央付近が一番バランス良く撮れるとのこと。
20時に旧市街へ戻り、夜のカフェで撮影データを確認して終了です。
撮影スポット一覧
・時計塔の城壁:朝7時〜8時、夕方18時〜19時
・自由広場の教会:午前9時〜11時(順光)
・ドゥナフスカ通り:午後14時〜16時(影が柔らかい)
・ヴァラディン橋:夜19時〜20時(ライトアップ)
・ドナウ公園:午前10時〜12時(逆光を避ける)
注意点
・要塞の石段は滑りやすいため歩きやすい靴が必須
・三脚は時計塔周辺の一部エリアで使用禁止
・夜間の橋は風が強い日があるため防寒対策を
・カメラバッグの盗難注意、貴重品は肌身離さず
ベオグラード発日帰りコース
ベオグラードから列車またはバスで往復する日帰りコースです。
移動時間を含めても7時間あれば主要スポットを回れます。
ベオグラード駅8時発→ノヴィサド駅9時着→自由広場→要塞→ドゥナフスカ通り→ノヴィサド駅17時発→ベオグラード駅18時着
8時にベオグラード駅から列車に乗り、車窓からセルビアの田園風景を楽しみます。
9時にノヴィサド駅へ到着し、タクシーで旧市街まで5分移動します。
徒歩の場合は駅から旧市街まで15分、荷物が少なければ歩きも快適です。
9時30分に自由広場へ到着し、マリアの名の教会とセルビア国立劇場を見学します。
11時に橋を渡り要塞へ向かい、時計塔まで登って絶景を撮影します。
13時に要塞を出て旧市街へ戻り、ドゥナフスカ通りでランチ休憩します。
現地在住者談では、セルビア料理の「プレスカヴィツァ」を出す店が美味しいとのこと。
15時にドナウ公園を散策し、お土産店で雑貨やワインを購入します。
16時30分に駅へ戻り、17時発の列車に乗ってベオグラードへ帰ります。
帰りの列車は混むため、座席指定券を事前購入しておくと安心です。
18時にベオグラード駅へ到着し、そのまま市内ホテルへ戻れます。
交通と購入方法
・列車はベオグラード〜ノヴィサド間1日10本以上運行
・所要時間は約1時間、料金は片道300〜500ディナール
・チケットは駅窓口または公式サイトで事前購入可能
・バスも1時間に1本運行、所要90分で料金は列車と同程度
帰りの時間帯
・17時発の列車は通勤客で混むため早めに並ぶ
・18時以降の便は本数が減るため時刻表を確認
・タクシーは駅前に常駐、旧市街まで500ディナール程度
美術館・教会・公園ゆったりコース
文化と芸術をじっくり楽しむゆったりペースのコースです。
急ぎ足の観光ではなく、各スポットで時間をかけて鑑賞します。
ヴォイヴォディナ博物館→聖ジョージ大聖堂→マリアの名の教会→ノヴィサドシナゴーグ→ドナウ公園→要塞アッパータウン
10時にヴォイヴォディナ博物館へ入館し、先史時代からの展示を見学します。
館内は2フロアに分かれ、所要時間は90分が目安です。
12時に聖ジョージ大聖堂へ移動し、正教会の美しいイコンを鑑賞します。
聖ジョージ大聖堂は入場無料ですが、ミサ中は静かに見学します。
13時にマリアの名の教会へ行き、ネオゴシック様式の内装を楽しみます。
14時にノヴィサドシナゴーグを外観から見学し、ユダヤ文化の歴史を学びます。
シナゴーグは現在コンサートホールとして使われ、内部見学はイベント時のみです。
15時にドナウ公園へ移動し、ベンチで読書や休憩をしながらのんびり過ごします。
17時に要塞のアッパータウンへ行き、アートギャラリーや工房を巡ります。
要塞内にはアーティストのアトリエが点在し、作品購入も可能です。
19時に要塞を出て旧市街のレストランで夕食を取り、1日を締めくくります。
鑑賞のポイント
・ヴォイヴォディナ博物館は英語解説パネルあり
・教会内は撮影禁止の場所があるため入口で確認
・シナゴーグのイベントスケジュールは公式サイトでチェック
・要塞のギャラリーは不定休のため営業日を事前確認
休憩に使えるカフェ
・ドゥナフスカ通りの路面カフェは午後が空きやすい
・ドナウ公園内のキオスクはアイスとドリンク販売
・要塞アッパータウンに小さなカフェバーが2軒ある
・自由広場周辺はチェーン系カフェが充実
雨の日でも楽しめる屋内中心コース
天候が悪い日でも快適に観光できる屋内スポット中心のコースです。
博物館や教会、カフェをメインに回り、濡れる時間を最小限に抑えます。
ヴォイヴォディナ博物館→ノヴィサド市博物館→マリアの名の教会→カフェ休憩→セルビア国立劇場→ショッピングセンター
10時にヴォイヴォディナ博物館へ入館し、じっくり展示を見学します。
12時にタクシーで要塞内のノヴィサド市博物館へ移動し、要塞の歴史を学びます。
市博物館は要塞の建物内にあり、雨でも濡れずに移動できます。
13時30分に旧市街へ戻り、マリアの名の教会で内部鑑賞します。
14時にドゥナフスカ通りの屋内カフェでランチ休憩を取ります。
現地在住者談では、雨の日はカフェが混むため予約または早めの入店が良いとのこと。
16時にセルビア国立劇場を訪れ、劇場内ツアーまたはチケット購入カウンターを見学します。
劇場ツアーは不定期開催のため、公式サイトで事前確認が必要です。
17時にノヴィサド最大のショッピングセンター「メルカトル」へ行き、お土産を購入します。
メルカトル内にはスーパーや雑貨店、カフェが揃い、雨宿りに最適です。
19時にショッピングセンター内のレストランで夕食を取り、1日を終えます。
屋内スポットの回り方
・博物館2館の所要時間は合計3時間
・教会は30分あれば十分見学できる
・カフェは混雑時90分程度の滞在を想定
・ショッピングセンターは2時間あれば全館回れる
チケット事前購入
・博物館は当日窓口で購入可能、混雑は少ない
・セルビア国立劇場の公演チケットはオンライン購入推奨
・要塞トンネルツアーは雨天決行、防水靴があると便利
・タクシー配車アプリを入れておくと移動が楽
ノヴィサドのおすすめ観光スポット10選
ノヴィサド観光の定番と穴場を、見どころと基本情報つきでまとめます。
営業時間や料金は変わることがあるため、出発前に最新情報を確認してください。
徒歩で回れる距離感ですが、要塞は上りがあるので歩きやすい靴が安心です。
ペトロヴァラディン要塞
ドナウ川を見下ろす巨大要塞で、城壁と時計塔からの眺めが圧巻です。
地下トンネルのツアーは歴史好きに人気で、夕景と夜景の撮影にも最高です。
基本情報
・営業時間:24時間(屋外エリア)
・定休日:なし
・料金:入場無料(トンネルツアーは有料)
・住所:Petrovaradinska tvrđava, 21131 Petrovaradin
時計塔(酔っ払い時計)
短針が分、長針が時を示す独特の表示で有名なランドマークです。
要塞の象徴で、旧市街とドナウ川のパノラマ撮影に最適です。
基本情報
・営業時間:24時間(屋外)
・定休日:なし
・料金:無料
・住所:Clock Tower, Petrovaradin Fortress
自由広場(スロボデ広場)
市庁舎と歴史的建築が並ぶ旧市街の中心で、イベントや屋外テラスがにぎやかです。
カフェが多く、街歩きの起点に使いやすいスポットです。
基本情報
・営業時間:終日(屋外)
・定休日:なし
・料金:無料
・住所:Trg Slobode, Novi Sad
マリアの名の教会(カトリック)
ネオゴシックの尖塔が美しい教会で、内部のステンドグラスも見応えがあります。
ミサ中は静かに、写真は案内に従いましょう。
基本情報
・営業時間:8:00–18:30前後(曜日で変動)
・定休日:なし(行事時は見学制限あり)
・料金:無料
・住所:Katolička porta, Novi Sad
ドゥナフスカ通り
石畳の目抜き通りで、色とりどりの建物と路面カフェが続きます。
昼は買い物、夕方はテラス席で休憩するのが定番です。
基本情報
・営業時間:店舗により異なる(概ね10:00–20:00)
・定休日:店舗により異なる
・料金:通りは無料
・住所:Dunavska ulica, Novi Sad
ドナウ公園(ダヌブ公園)
池と彫像が点在する緑豊かな公園で、家族連れや散歩に人気です。
春は花、秋は黄葉がきれいで、要塞帰りの休憩に使えます。
基本情報
・営業時間:24時間(屋外)
・定休日:なし
・料金:無料
・住所:Dunavski Park, Novi Sad
ヴォイヴォディナ博物館
先史から近代までの地域史と民俗資料を展示する総合博物館です。
英語の解説も多く、雨の日の観光にぴったりです。
基本情報
・営業時間:10:00–18:00(季節で変動)
・定休日:月
・料金:RSD300–500目安
・住所:Dunavska 35, Novi Sad
ノヴィサド市博物館(要塞内)
要塞の歴史と城郭構造を学べる施設で、模型と資料が充実しています。
トンネル見学の拠点にもなります。
基本情報
・営業時間:10:00–18:00(季節変動)
・定休日:月
・料金:RSD300–600目安(ツアー別料金)
・住所:Petrovaradin Fortress, Novi Sad
聖ジョージ大聖堂(セルビア正教会)
バロック様式の外観とイコノスタシスが美しい正教会の大聖堂です。
内部は荘厳で、静かな時間帯の訪問が心地よいです。
基本情報
・営業時間:9:00–17:00前後
・定休日:なし(礼拝時は見学制限あり)
・料金:無料
・住所:Svetozara Miletića 1, Novi Sad
スレムスキ・カルロヴツィ(近郊)
ワインの名産地として知られる小さな町で、ギムナジウムや司教座聖堂が見どころです。
ノヴィサドからバスで20分ほど、半日小旅行に最適です。
基本情報
・営業時間:屋外は自由(ワイナリーは各社設定)
・定休日:施設により異なる
・料金:町歩き無料(テイスティング有料)
・住所:Sremski Karlovci(Novi Sadから約10km)
ノヴィサド観光のベストシーズン・イベント・治安と予算
ノヴィサド観光を最大限楽しむには、季節とイベントの特徴を押さえるのが近道です。
治安や予算の目安もまとめたので、日帰りから1泊まで無理のないプラン作りに役立ちます。
EXITフェス時期は混雑と価格高騰があるため、早めの予約が安心です。
ノヴィサド観光のベストシーズン
春(4–6月)は気温が安定し、花が咲くドナウ公園や旧市街の散歩が心地よいです。
夏(7–8月)は日照が長く要塞の夕景が最高ですが、昼は暑いので朝夕に観光を寄せます。
秋(9–10月)は気温が下がり歩きやすく、黄葉の要塞や公園がフォトジェニックです。
冬(11–2月)は寒いですが混雑が少なく、屋内中心の博物館巡りに向いています。
・繁忙期でないシーズンを狙うと、ホテル料金が下がり観光もゆったりできます。
・雨でも島時間満喫コースを用意しておくと、当日の天候に左右されにくくなります。
主要イベントと注意点
EXITフェス(例年7月頃)は要塞一帯が会場になり、宿と交通が大幅に混み合います。
フェス期間は要塞の一部に立入制限がかかるため、要塞観光は日程調整が必要です。
音楽イベント時は深夜まで人流が続くので、旧市街からの徒歩移動はルートを決めておきます。
・フェス参加者は要塞周辺に宿を取り、非参加者は旧市街や駅近を拠点にすると快適です。
・花火やライト演出の撮影は、橋の中央付近や川沿いが狙い目です。
ノヴィサド観光の治安と実用情報
中心部は比較的落ち着いていますが、観光地ではスリ対策が基本です。
夜間の要塞の石段は暗く滑りやすいので、小型ライトや滑りにくい靴が安心です。
タクシーは配車アプリを使うと、ぼったくりリスクを避けやすくなります。
・カード決済は広がっていますが、現金(RSD)を少額持つと博物館や小店で便利です。
・教会やシナゴーグは行事中に見学制限があるため、入口の案内表示を確認します。
旅費の目安と予算を抑えるコツ
日帰り(ベオグラード往復):交通RSD500–1,500、食事RSD1,000–2,000、入場RSD300–800で合計RSD2,000–4,000が目安です。
1泊(中級ホテル想定):宿RSD5,000–9,000、上記に加えてカフェ代やお土産で合計RSD8,000–15,000が目安です。
博物館はRSD300–600程度と手頃で、要塞は屋外無料のためコスパ良好です。
・予算を抑えるコツ
・ペカラ(パン屋)のブレックファスト、ドゥナフスカ通りのローカル食堂を活用。
・列車やバスの時刻は前日確認、片道は混雑前の時間帯を選ぶ。
・混雑が始まる13時前に旧市街の教会や広場を回り、午後は公園やカフェで休憩。
現地在住日本人からのひとこと
13時以降は旧市街の人気カフェが混むので、11時台の早ランチが快適です。
旧市街から要塞は往路徒歩・復路タクシーの片道アプローチにすると、体力も時間も節約できます。
トンネルツアーは英語ガイドで内容が濃いので、夕景撮影の前に1回転入れると流れが良くなります。
ノヴィサド観光のアクセス・交通と便利アプリ
ノヴィサド観光は徒歩が中心ですが、時間短縮には列車やタクシーの活用が便利です。
安全に快適に回るための交通手段、配車アプリ、チケット購入のコツをまとめます。
ベオグラードからの日帰りでもムリなく楽しめる移動プランを用意できます。
ベオグラードからの行き方(列車・バス・車)
ベオグラードからノヴィサドまでは列車が速くて安く、約1時間で到着します。
本数は日中多く、朝発と夕方戻りの往復がしやすいダイヤです。
バスは約90分で本数が安定、出発地の選択肢が多いのがメリットです。
車ならA1高速で約1時間、フルシュカ山やスレムスキ・カルロヴツィ寄り道も楽しめます。
・チケットは前日までにオンラインか駅窓口で購入すると安心です。
・週末やイベント時は座席指定を押さえると移動が楽になります。
市内の移動手段(徒歩・タクシー・バス)
旧市街と要塞は徒歩で回れますが、要塞は上り坂が続くため片道だけタクシー利用が快適です。
駅やバスターミナルから旧市街は徒歩15分ほど、荷物が多い日はタクシー推奨です。
市バスは本数が十分あり、郊外スポットへもアクセスできます。
・帰路は夜間に橋が風で冷えるため、上着と歩きやすい靴があると安心です。
・配車アプリ対応のタクシーを使うと、言語の不安が減り料金も明確です。
チケット購入と時刻のチェック
列車とバスの時刻は前日に確認し、帰りの便を先に決めておくと計画が立てやすいです。
要塞のトンネルツアーは当日枠が埋まる日があるため、日程が合えば早めに申し込みます。
劇場やコンサートは公式サイトでオンライン購入がスムーズです。
・博物館は現金のみの窓口が残るため、小額のセルビア・ディナールを用意します。
・ミサや行事のある教会は見学制限があるため入口掲示を確認します。
予算を抑える移動と食事のコツ
列車のオフピーク時間帯を選ぶと座席確保がしやすく快適です。
片道は徒歩、片道はタクシーの組み合わせで体力と時間を節約します。
食事はローカル食堂やパン屋(ペカラ)を活用するとコスパ良好です。
・カフェは11時台が席を取りやすく、13時以降は混みやすい傾向です。
・要塞のレストランは夕景の時間帯が混むため17時台の入店がスムーズです。
写真好き向けの移動テク
日没90分前に要塞へ着くように、旧市街は先に短時間で回します。
夜景撮影後は配車アプリで駅や宿へ直行すると安全で時間ロスがありません。
橋の中央付近は風が強い日があるため、防寒と手ブレ対策を準備します。
・朝は時計塔周辺が空いていて、柔らかい光で撮りやすいです。
・橋の歩道は自転車が通るので三脚設置は人の流れに配慮します。
まとめ:ノヴィサド観光を楽しむために
ノヴィサド観光は、旧市街の街歩きとペトロヴァラディン要塞の絶景を組み合わせると満足度が高いです。
日帰りでも半日でも成立し、夕方の要塞は写真映えが強いので帰りの便を先に確保すると安心です。
混雑しやすい時間を避けて旧市街を回り、要塞は片道タクシーを使うと体力と時間を節約できます。
モデルコースは目的別に選ぶと失敗が少なく、雨でも屋内中心のプランで快適に過ごせます。
宿は旧市街拠点が便利で、EXITフェスの時期は価格が上がるため早めの予約と予算を抑える工夫が効果的です。
ノヴィサドのおすすめ滞在エリア:


