「新北観光のモデルコースが知りたい」
「新北のおすすめ観光スポットを効率的に回りたい」
「新北の日帰りルートを知りたい」
新北市の観光は、限られた時間で多彩な絶景を楽しみたい方には計画が重要ですよね。
新北観光では、九份・十分・野柳・淡水を組み合わせたモデルコースがおすすめです。
この記事では、新北観光の鉄板モデルコース5つと絶対に見逃せない観光スポット10選、エリア別の効率的な回り方を詳しく紹介します。
新北のおすすめ滞在エリア:
新北観光のおすすめモデルコース
新北市は台北から日帰りでアクセス可能な絶景の宝庫です。
九份・十分・野柳・淡水といった人気スポットを効率よく巡るには、戦略的なモデルコース設計が重要になります。
特におすすめの3コースをご紹介します。
おすすめ3コースの概要
新北観光で最も人気の高い3つのモデルコースを厳選しました。
どのコースも公共交通機関でアクセス可能で、現地在住日本人の口コミを反映したルートになっています。
九份夜景と十分天燈の王道日帰り
台北駅→瑞芳駅→十分老街→九份老街(夜景)→台北駅
午前中に十分で天燈上げを楽しみ、夕方から九份で夜景を満喫するコースです。
平渓線は本数が少ないため、瑞芳駅での乗継時間を事前確認することが成功のポイントになります。
北海岸の奇岩と港町を巡る絶景ドライブ
台北駅→野柳地質公園→正濱漁港→金瓜石→九份老街→台北駅
野柳のクイーンズヘッドと正濱漁港のカラフルハウスを撮影できるフォトジェニックなコースです。
バス1815号を利用すれば各スポットをスムーズに移動できます。
淡水の夕日と老街散歩の癒やし旅
台北駅→淡水老街→紅毛城→漁人碼頭(夕日)→台北駅
MRT淡水線一本でアクセス可能な最もアクセスしやすいコースです。
淡水では17時頃から漁人碼頭で夕日鑑賞するのがベストタイミングです。
新北観光に便利なおすすめ宿泊エリア
新北市観光を満喫するには、台北市内の宿泊エリア選びが重要です。
各エリアの特徴とアクセス条件を理解することで、効率的な観光プランが立てられます。
交通の便と観光スポットへの近さを考慮した、5つのおすすめ宿泊エリアをご紹介します。
台北駅周辺
台北駅周辺は新北観光の拠点として最も便利なエリアです。
台湾鉄道、MRT、高速バスの3つの交通機関が集約されており、九份・十分・淡水への移動が最短時間で実現できます。
特に965番・1062番バスの発着点でもあるため、九份への直行アクセスが可能です。
大型ホテルから格安ホステルまで宿泊選択肢が豊富で、価格帯に応じた滞在が選べる点も魅力です。
24時間営業のコンビニや台北地下街があるため、深夜到着や早朝出発にも対応できます。
近くにある観光スポット
・二二八和平公園(徒歩10分)
・台北地下街(地下直結)
・中正紀念堂(MRT2駅、5分)
・西門町(MRT1駅、3分)
西門町
西門町は若者文化の中心地で、夜遅くまで活気があるエリアです。
MRT西門駅から板南線で瑞芳駅まで直通アクセスでき、十分・九份観光の起点として機能します。
台湾のB級グルメや夜市文化を満喫しながら、新北観光も楽しめる立地です。
ブティックホテルやカプセルホテルが多く、比較的リーズナブルな宿泊費で滞在できます。
深夜まで営業する飲食店や24時間店舗が多いため、観光後の食事や買い物にも便利です。
近くにある観光スポット
・紅楼劇場(徒歩2分)
・西門町歩行者天国(徒歩1分)
・龍山寺(徒歩10分)
・華西街観光夜市(徒歩8分)
中山
中山エリアは台北の銀座と呼ばれる高級ショッピング街です。
MRT中山駅から淡水線で淡水まで直通30分、台湾鉄道への乗換も便利な立地です。
日本人観光客に人気が高く、日本語対応可能なホテルスタッフが多いのも安心要素です。
中山地下街では雨の日でもショッピングを楽しめ、新北観光の合間の時間も有効活用できます。
高級ホテルから中級ホテルまでバランス良く分布しており、サービス品質の高い宿泊施設が選べます。
近くにある観光スポット
・中山地下街(地下直結)
・光點台北(徒歩5分)
・台北当代芸術館(徒歩7分)
・建国花市(MRT1駅、5分)
士林・剣潭
士林・剣潭エリアは士林夜市で有名な観光地です。
MRT淡水線の中間地点に位置し、淡水観光と台北市内観光の両方に便利な立地です。
夜市文化を体験しながら新北観光の拠点として活用できます。
比較的新しいホテルが多く、清潔で快適な宿泊環境が期待できます。
士林官邸や国立故宮博物院も近く、台湾文化を深く理解してから新北観光に出かけられます。
近くにある観光スポット
・士林夜市(徒歩3分)
・国立故宮博物院(バス15分)
・士林官邸(徒歩10分)
・芝山文化生態緑園(徒歩15分)
淡水
淡水エリアに宿泊すれば、新北観光の一部を滞在中に楽しめます。
MRT淡水駅が終点のため、台北市内への往復アクセスが分かりやすく初心者にも安心です。
淡水老街や漁人碼頭の夕日を毎日楽しめる特別なロケーションが魅力です。
河岸沿いのホテルでは、淡水河の景色を眺めながらの滞在が可能です。
台北市内より宿泊費が安く抑えられ、のんびりとした台湾旅行を満喫できます。
近くにある観光スポット
・淡水老街(徒歩1分)
・紅毛城(徒歩15分)
・淡水漁人碼頭(バス10分)
・滬尾砲台(徒歩20分)
新北観光のモデルコース5つ
新北市の多彩な魅力を効率的に楽しむための5つのモデルコースをご紹介します。
各コースは交通手段と所要時間を詳しく解説し、現地在住者の口コミに基づいた実用的な情報を盛り込みました。
初心者から上級者まで、旅行スタイルに合わせて選択できるコース設計になっています。
九份・十分じっくり
新北観光で最も人気の高い九份と十分を1日でじっくり楽しむコースです。
朝早めに出発して混雑を避け、夕方から九份で幻想的な夜景を満喫するプランになっています。
台北駅→瑞芳駅→十分老街→九份老街→台北駅
午前8時台北駅発の台湾鉄道に乗車し、9時頃瑞芳駅到着後、平渓線に乗換えて十分駅へ向かいます。
十分老街で天燈上げ体験を楽しみ、昼食後に瑞芳駅まで戻り、九份行きのバスに乗車します。
九份では阿妹茶酒館や昇平戯院を見学し、17時頃から夜景スポットで夕暮れから夜景への変化を楽しめます。
現地在住者によると、十分の天燈上げは午前中が空いており、写真撮影に最適な時間帯です。
九份の基山街は18時以降が混雑ピークのため、17時前に到着して早めの夕食を済ませるのがおすすめです。
移動手段と所要時間
・台北駅→瑞芳駅:台湾鉄道約50分、運賃76台湾ドル
・瑞芳駅→十分駅:平渓線約30分、運賃15台湾ドル
・十分駅→瑞芳駅:平渓線約30分、運賃15台湾ドル
・瑞芳駅→九份:バス約15分、運賃15台湾ドル
・九份→台北駅:バス965番約1時間30分、運賃90台湾ドル
野柳・九份・十分周遊
北海岸の奇岩群から山間部の老街まで、新北市の多様な景観を1日で楽しむ欲張りコースです。
朝一番で野柳地質公園を見学し、午後から九份・十分を効率よく巡ります。
台北駅→野柳地質公園→金瓜石→九份老街→十分老街→台北駅
午前7時台北駅からバス1815番で野柳へ向かい、8時30分頃到着後すぐに地質公園を見学します。
クイーンズヘッドなどの奇岩を撮影後、10時頃に金瓜石へ移動し、黄金博物園区で台湾の採金史を学びます。
昼食後は九份老街で台湾茶を楽しみ、15時頃十分へ移動して天燈上げを体験します。
野柳地質公園は午前中が逆光になりにくく、クイーンズヘッドの撮影に適しています。
金瓜石の黄金博物園区では実際に金塊に触れる体験ができ、子供連れにも人気です。
移動手段と所要時間
・台北駅→野柳:バス1815番約1時間20分、運賃84台湾ドル
・野柳→金瓜石:バス1815番約40分、運賃42台湾ドル
・金瓜石→九份:徒歩約15分
・九份→十分:バス+平渓線約1時間、運賃50台湾ドル
・十分→台北駅:平渓線+台湾鉄道約1時間30分、運賃91台湾ドル
正濱・八斗子・基隆夜市
基隆港周辺のフォトジェニックスポットとグルメを楽しむコースです。
インスタ映えする正濱漁港のカラフルハウスと新鮮な海鮮料理が魅力です。
台北駅→正濱漁港→八斗子漁港→和平島公園→基隆夜市→台北駅
午前9時台北駅からバス1815番で基隆へ向かい、10時30分頃正濱漁港に到着します。
カラフルハウスを撮影後、八斗子漁港で海鮮料理の昼食を楽しみます。
午後は和平島公園で奇岩群の自然景観を見学し、夕方から基隆夜市でB級グルメを満喫します。
正濱漁港のカラフルハウスは午前中が順光で色鮮やかに撮影できます。
八斗子漁港では朝獲れの海鮮が14時頃まで豊富に揃っているため、早めの昼食がおすすめです。
移動手段と所要時間
・台北駅→正濱漁港:バス1815番約1時間、運賃73台湾ドル
・正濱漁港→八斗子漁港:バス約10分、運賃15台湾ドル
・八斗子漁港→和平島公園:バス約15分、運賃15台湾ドル
・和平島公園→基隆夜市:バス約20分、運賃15台湾ドル
・基隆駅→台北駅:台湾鉄道約40分、運賃41台湾ドル
淡水・紅毛城・漁人碼頭
MRT一本でアクセス可能な最も手軽な新北観光コースです。
淡水河の夕日と歴史的建造物を楽しみ、老街でのグルメも満喫できます。
台北駅→淡水老街→紅毛城→真理大学→漁人碼頭→台北駅
午前10時台北駅からMRT淡水線で淡水へ向かい、11時頃到着後すぐに老街を散策します。
阿給や魚丸湯などの名物料理を味わい、午後は紅毛城で台湾の歴史に触れます。
真理大学のオックスフォード学堂を見学後、漁人碼頭で17時頃から夕日鑑賞を楽しみます。
淡水老街は平日であれば混雑せずゆっくり買い物できます。
漁人碼頭の夕日は季節により時間が変わるため、事前に日没時刻を確認することが重要です。
移動手段と所要時間
・台北駅→淡水駅:MRT淡水線約40分、運賃50台湾ドル
・淡水駅→紅毛城:徒歩約15分またはバス約5分
・紅毛城→漁人碼頭:バス約10分、運賃15台湾ドル
・漁人碼頭→淡水駅:バス約15分、運賃15台湾ドル
・淡水駅→台北駅:MRT淡水線約40分、運賃50台湾ドル
平渓線ハイキング+ランタン
平渓線沿いの小さな駅を巡りながら、台湾の田舎風景とランタン文化を体験するコースです。
菁桐・平渓・十分の3駅を巡り、各地でランタン上げを楽しめる贅沢なプランです。
台北駅→瑞芳駅→菁桐駅→平渓駅→十分駅→瑞芳駅→台北駅
午前8時台北駅から台湾鉄道で瑞芳駅へ向かい、平渓線の一日乗車券を購入します。
まず終点の菁桐駅へ行き、日本統治時代の駅舎と竹筒に願い事を書く体験を楽しみます。
平渓駅では静かな山村の雰囲気を味わい、最後に十分駅でメインのランタン上げを行います。
平渓線の一日乗車券は64台湾ドルで、各駅間を自由に移動できるためお得です。
各駅のランタン上げは色によって意味が異なり、現地で詳しい説明を受けることができます。
移動手段と所要時間
・台北駅→瑞芳駅:台湾鉄道約50分、運賃76台湾ドル
・瑞芳駅→菁桐駅:平渓線約40分、一日乗車券64台湾ドル
・菁桐駅→平渓駅:平渓線約10分、一日乗車券利用
・平渓駅→十分駅:平渓線約10分、一日乗車券利用
・十分駅→瑞芳駅:平渓線約30分、一日乗車券利用
・瑞芳駅→台北駅:台湾鉄道約50分、運賃76台湾ドル
新北のおすすめ観光スポット10選
新北観光の定番から通好みの穴場まで、見どころを厳選して紹介します。各スポットの魅力に加えて、営業時間や料金などの基本情報もまとめています。旅行計画にそのまま使える実用的なガイドとして活用できます。
九份老街
赤い提灯が灯るノスタルジックな坂道と茶藝館が並ぶ新北観光の象徴です。夕暮れから夜にかけての時間帯は雰囲気が最高潮になります。基山街と豎崎路は人が集中するため、早めの到着が快適です。
基本情報
・営業時間:終日(店舗は10:00〜21:00目安)
・定休日:なし(店舗により異なる)
・料金:散策無料
・住所:新北市瑞芳区基山街・豎崎路周辺
十分老街・天燈上げ
線路脇の商店街でランタンに願いを書いて飛ばせる体験が人気です。電車通過時は係員の指示に従って安全に楽しめます。午前中は比較的空いて撮影がしやすい傾向です。
基本情報
・営業時間:天燈店は9:00〜20:00目安
・定休日:なし(店舗により異なる)
・料金:天燈1基200〜300元
・住所:新北市平渓区十分老街
野柳地質公園(女王の頭)
風と波が作り出した奇岩群が連なる海岸公園です。代表作の「女王の頭」は保護ロープ内からの見学となります。午前は順光で写真映えしやすい時間帯です。
基本情報
・営業時間:8:00〜17:00
・定休日:なし(荒天時は閉園の可能性あり)
・料金:大人120元/学生60元
・住所:新北市万里区野柳里港東路167-1号
正濱漁港カラフルハウス
カラフルに塗られた倉庫群と港の風景がフォトジェニックなエリアです。対岸の遊歩道からの全景カットが定番です。午前の順光が色味を美しく引き立てます。
基本情報
・営業時間:散策自由
・定休日:なし
・料金:無料
・住所:基隆市中正区彩色屋周辺(新北隣接のため新北観光と合わせて訪問可)
黄金博物園区(黄金博物館)
金瓜石の鉱山遺構を活用した体験型博物館です。巨大金塊に触れる展示が子どもにも人気です。九份とセットでの訪問が効率的です。
基本情報
・営業時間:9:30〜17:00
・定休日:第1・第3月曜
・料金:園区入場80元(一部施設は別途)
・住所:新北市瑞芳区金光路8号
十分瀑布
「台湾のナイアガラ」と呼ばれる幅広の滝で、遊歩道と展望台が整備されています。雨後は水量が増して迫力が増します。十分老街から徒歩約20分です。
基本情報
・営業時間:9:00〜17:00
・定休日:なし(荒天時は閉鎖の可能性あり)
・料金:入場80元
・住所:新北市平渓区乾坑10号
淡水老街
川沿いの散策路と屋台が続くレトロな商店街です。阿給、魚丸湯、鉄蛋など名物グルメが豊富です。夕方の川面に沈む夕日が名物です。
基本情報
・営業時間:終日(店舗は10:00〜21:00目安)
・定休日:なし(店舗により異なる)
・料金:散策無料
・住所:新北市淡水区中正路周辺
淡水漁人碼頭・情人橋
マリーナに架かる白い橋とサンセットが人気の撮影スポットです。夕暮れ帯は混雑するため、30分前の到着が安心です。カフェやレストランも点在します。
基本情報
・営業時間:散策自由(橋のライトアップは日没後)
・定休日:なし
・料金:無料
・住所:新北市淡水区観海路199号付近
猴硐猫村
猫が暮らす山あいの集落で、猫カフェや雑貨店が並びます。フラッシュ撮影や追いかけは控え、マナーを守って楽しみます。平日訪問は猫も人も落ち着いて過ごせます。
基本情報
・営業時間:散策自由(店舗は10:00〜17:00目安)
・定休日:なし(店舗により異なる)
・料金:無料
・住所:新北市瑞芳区光復里柴寮路70号周辺
林本源園邸(板橋林家花園)
清代の庭園建築が美しい史跡で、池泉や回廊が見どころです。フォト撮影は通行の妨げにならない配慮が必要です。板橋駅から徒歩圏でアクセス良好です。
基本情報
・営業時間:9:00〜17:00(最終入園16:30)
・定休日:月曜
・料金:大人80元/学生50元
・住所:新北市板橋区西門街9号
新北観光のベストシーズンと混雑回避術
新北観光は季節と時間帯の選び方で満足度が大きく変わります。
現地在住者の体感を交え、天候・服装・混雑対策を具体的にまとめます。
九份・十分・淡水・北海岸を効率良く回る実践テクニックも紹介します。
季節ごとの見どころと服装
春は20℃前後で安定し、九份の散策や野柳の奇岩観賞に最適です。
薄手の長袖と携帯用のレインジャケットがあると安心です。
梅雨前線の影響で短時間のにわか雨があるため、防水の靴が役立ちます。
夏は30℃超えと高湿度で、北海岸や淡水の夕景が映えます。
日中は消耗しやすいので、午前中に外歩き、午後は茶藝館で休憩を挟む配分が快適です。
半袖+通気性の良いパンツ、帽子、スポーツドリンクが必須です。
秋は空気が澄み、山海の景色が最もクリアに見えます。
朝晩は22℃前後まで下がるため、薄手カーディガンを持参します。
夕刻の九份は風が強い日があるので、ウインドブレーカーが重宝します。
冬は13〜18℃で小雨が増え、体感は気温以上に冷えます。
十分瀑布や北海岸は風が強く、防風防水のアウターと薄手のダウンがあると安心です。
屋内施設(黄金博物園区や茶藝館)を組み合わせると快適に過ごせます。
混雑回避・時間帯攻略
九份は16:30以降に混雑がピークになります。
17:00前に到着し、夕焼けから夜景への移ろいを茶藝館の窓側席で楽しむのが定番です。
茶藝館は14:30頃に一度空く時間があるため、この時間に入店して席を確保します。
十分の天燈上げは午前が空き、写真の歩留まりが上がります。
11:00までに1基上げて、午後は滝や老街散策に充てると移動がスムーズです。
週末は列車の本数に対して利用者が多いので、帰路はタクシー併用も選択肢です。
野柳地質公園は開園直後の8:00台が静かで順光です。
女王の頭は小規模な行列ができるため、入園直後に直行して撮影を終えると効率的です。
強風注意報の可能性がある日は、淡水や林本源園邸など内陸側へ切替えるプランBを用意します。
淡水の夕景は日没30分前に漁人碼頭へ着くと、情人橋のシルエットが美しく映ります。
老街での食事は16:00台に前倒しすることで、夕景後の混雑を回避できます。
帰路のMRTは19:00台が混みやすいため、20:00台にずらすと快適です。
現地在住の口コミと実践テク
九份の基山街は石段が滑りやすいので、スニーカーと両手が空くデイパックが安全です。
撮影は提灯点灯直後の18:00台が色温度もバランス良く、おすすめです。
瑞芳での乗継は駅前バス停の並びを事前に把握すると迷いません。
十分瀑布は雨後の翌日が水量と透明感のバランスが良く、霧の演出が期待できます。
滝へは遊歩道で20分ほどかかるため、復路の列車時刻を入口で再確認します。
猫村は昼下がりの猫がお昼寝モードで、ゆっくり撮影できます。
野柳は潮位と風速で印象が変わるため、当日朝の気象アプリ確認で判断します。
海辺は体感温度が下がるので、春夏でも薄手の羽織りを1枚携帯します。
淡水の川風は冬に冷たく、観覧中の防寒具があると日没後も快適です。
観光は「午前に屋外・午後に屋内・夕方に景観」の配分が疲れにくいサイクルです。
新北観光の交通ガイドとチケット手配
新北観光は、台北からのアクセス手段とチケット手配を押さえるだけで大幅に効率化できます。
公共交通と配車アプリ、ICカードを組み合わせると待ち時間が減り、観光時間を最大化できます。
現地在住者の実践的な移動テクと購入手順をわかりやすくまとめます。
台北からのアクセス比較
台北駅・西門・中山など主要エリアから新北の人気スポットへ直通または乗換少なめのルートがあります。
朝の出発時間と帰路の混雑帯をずらすと、移動ストレスが減ります。
旅程の山場に合わせて、往復どちらかでタクシーを併用するのが現実解です。
バス965・1062・鉄道・タクシー
・九份へはバス1062(台北市政府/忠孝復興)や965(板橋/台北駅経由)が定番です。
・混雑時は瑞芳駅まで鉄道で先回りし、駅前バス/タクシーに乗継ぐと座って移動できます。
・十分/平渓線は瑞芳でローカル線に乗換えます。
・淡水はMRT淡水線で一本、野柳は1815系統の北海岸線が便利です。
・帰路のピーク帯は配車アプリでタクシー手配が快適です。
所要時間と目安運賃
・台北→瑞芳:鉄道約50分、各駅停車で座席確保が容易です。
・瑞芳→九份:バス約15分、タクシー約10分で渋滞時の回避策になります。
・瑞芳→十分:平渓線約30分、1日乗車券の活用がお得です。
・台北→淡水:MRT約40分、快速利用で数分短縮できます。
・台北→野柳:バス約80分、朝7時台の出発がスムーズです。
ICカード・乗車アプリ・購入方法
ICカードは台北/新北のほぼ全交通で使えます。
残高補充はMRT駅・コンビニで可能です。
配車アプリは繁忙期の帰路や乗継短縮に有効です。
交通系ICカードの基本
・悠遊卡(EasyCard)か一卡通(iPASS)を空港かMRT駅窓口で購入します。
・デポジットと少額チャージで開始し、都度コンビニで追加チャージします。
・割引運賃や乗継割引が適用され、現金払いよりスムーズです。
チケット購入の実際
・台湾鉄道は駅の自動券売機、または公式アプリで時刻確認と座席指定が可能です。
・平渓線は一日乗車券を瑞芳駅窓口で購入します。
・野柳や北海岸方面のバスは悠遊卡タッチで乗車するのが最速です。
・九份帰路の長蛇列は、瑞芳へ先に戻って鉄道へ乗換えると時短になります。
配車アプリとタクシー活用
・Uber/台湾大車隊アプリで瑞芳→十分、九份→台北の時短に活用できます。
・九份の坂道は乗降場所が限られるため、老街入口の指定ポイントを選びます。
・深夜帯や雨天時は配車需要が増えるため、早めの手配が安全です。
効率化の裏ワザ
小さな工夫で移動効率が大きく変わります。
現地在住者の定番テクを取り入れ、待ち時間を観光時間に変えます。
ピークを避ける時間戦略とルート分解が鍵です。
乗継短縮とルート最適化
・「台北→瑞芳→十分→瑞芳→九份→台北」の順で、昼に十分、夕方に九份を配置します。
・野柳は開園直後に入場し、午前中に撮影と散策を終えます。
・淡水の夕日は情人橋30分前到着、夕食は16時台の前倒しでMRT混雑回避です。
・帰路の瑞芳は各停で座る発想で、結果的に到着が早まることがあります。
・九份からの路線バスは列最後尾よりも2本見送りで着席狙いが快適です。
雨天・混雑時の代替プラン
・雨の九份は茶藝館滞在時間を長めに取り、坂道は滑りにくい靴を選びます。
・野柳が風強い日は、黄金博物園区や林本源園邸へ切替えると安全です。
・平渓線運休時はタクシー相乗りで十分瀑布と老街をショートカットします。
・淡水は河風が強い日は老街中心の屋内見学へ寄せ、日没前だけ漁人碼頭に移動します。
旅程作成の実践テンプレ
移動と観光の比率を6:4以内に保つ設計が疲労を軽減します。
「午前に屋外、午後に屋内、夕方は景観」の配分が再現性の高い成功パターンです。
3スポット制限と移動の山場1回に絞ると、現場対応に余裕が生まれます。
1日の流れサンプル
・08:00台北発、09:00十分着、10:00天燈上げ、11:30瑞芳戻り。
・12:00九份着、昼食と茶藝館で休憩、16:30撮影ポイント確保。
・18:30九份発、20:00台北着、夕食は宿周辺で軽めに済ませます。
・チケット手配は前夜に確認し、ICカード残高も合わせて補充します。
まとめ:新北観光を楽しむために
新北観光は「時間帯の設計」と「移動手段の最適化」が満足度を左右します。
九份は夕景、十分は午前、野柳は開園直後、淡水は日没前の到着が鉄則です。
台北基点で鉄道・MRT・バス・配車アプリを組み合わせ、山海の名所を無理なく接続すると快適に巡れます。
現地在住者の実感として、1日3スポットに抑え、午後に屋内を挟み、夕方に絶景を置くと疲れにくく再現性が高い行程になります。
ICカードの残高確認と帰路混雑の前倒しが移動ストレスを軽減し、限られた時間で新北の魅力を最大化できます。
新北のおすすめ滞在エリア: