「香港観光の定番スポットを知りたい」
「香港観光の効率的なモデルコースが知りたい」
「香港の観光スポットを短期間で回る方法を知りたい」
初めて香港を訪れる方にとって、限られた時間で効果的に回る方法は分からないものです。
香港観光では、鉄板のモデルコースを活用して効率的に観光スポットを回ることがおすすめです。
この記事では、香港在住者がおすすめする鉄板モデルコース5つと厳選観光スポット10選を紹介します。
香港のおすすめ滞在エリア：
＼40カ国以上旅した編集長おすすめ／
香港観光のおすすめモデルコース
限られた滞在時間で王道の夜景やグルメを網羅したい方に向けて、3つの効率的なモデルコースを紹介します。
移動の無駄を省き、朝から夜まで満足度の高い香港観光を実現します。
香港観光は移動を短く抑える動線設計が鍵になります。
朝は人が少ない時間帯に屋外の高所スポットを組み込み、昼は屋内の美術館やカフェで休憩を挟みます。
夕方以降は海沿いと高層からの夜景を組み合わせると満足度が格段に向上します。
路面電車やスターフェリーを短距離移動に活用するとコストと所要時間のバランスが改善されます。
ピークトラムは日没前後が混みやすいため、往路はトラム、復路はバスやタクシーを使い分けると待ち時間を圧縮できます。
中環駅→ピークトラム→ビクトリア・ピーク
中環駅から徒歩でピークトラム駅へ向かい、往路はトラムで山頂へ上ります。
夜景鑑賞後は15番系統バスまたはタクシーで中環へ戻る構成です。
尖沙咀プロムナード→アベニュー・オブ・スターズ→スカイ100
尖沙咀海沿いは徒歩で連続して巡ります。
九龍駅の直結動線でスカイ100へ移動し、高層展望から夕景を楽しむルートです。
上環→PMQ元創方→大館
上環からPMQは徒歩移動に適しています。
PMQから大館へは先に中環へMTR移動してからアクセスすると効率的です。
香港観光に便利なおすすめ宿泊エリア
香港観光では宿泊エリアの選択が観光効率を大きく左右します。
主要エリア別に観光スポットへのアクセスと周辺環境を詳しく解説します。
初めての香港観光なら尖沙咀、リピーターには銅鑼湾や中環がおすすめです。
尖沙咀
香港観光の玄関口として最も人気の高いエリアです。
夜景鑑賞とショッピングの両方を楽しみたい方に最適なロケーションになります。
MTR尖沙咀駅と尖東駅の2つの駅を利用でき、香港島へのアクセスも抜群です。
ネイザンロード沿いには中級から高級ホテルが集中し、初心者でも安心して滞在できます。
深夜まで営業する飲食店が多く、遅い時間の食事にも困りません。
近くにある観光スポット
・アベニュー・オブ・スターズまで徒歩3分
・スターフェリー乗り場まで徒歩5分
・香港文化中心まで徒歩5分
・香港宇宙博物館まで徒歩7分
・クロックタワーまで徒歩10分
・シンフォニー・オブ・ライツの鑑賞スポットまで徒歩3分
中環・上環
ビジネス街でありながら観光の拠点としても機能する便利なエリアです。
ピークトラム乗り場やスターフェリー乗り場が近く、主要観光地へのアクセスが良好です。
高級ホテルから中級ホテルまで幅広い選択肢があり、質の高いサービスを期待できます。
金融街のため平日は混雑しますが、週末は比較的静かな環境で滞在できます。
上環エリアは古い香港の雰囲気を残しており、街歩きも楽しめます。
近くにある観光スポット
・ピークトラム乗り場まで徒歩8分
・香港公園まで徒歩15分
・PMQ元創方まで徒歩10分
・大館まで徒歩12分
・文武廟まで徒歩7分
・ヒルサイド・エスカレーターまで徒歩5分
銅鑼湾
香港島の商業中心地として若者に人気の活気あふれるエリアです。
ショッピングモールやデパートが集中し、買い物好きには最適な立地になります。
深夜まで営業する店舗が多く、香港の夜遊び文化を満喫できます。
MTR銅鑼湾駅は香港島内の移動拠点として非常に便利です。
日系百貨店のそごうもあり、日本人観光客には馴染みやすい環境です。
近くにある観光スポット
・タイムズスクエアまで徒歩1分
・そごう香港まで徒歩2分
・ビクトリア公園まで徒歩8分
・香港中央図書館まで徒歩10分
・ハッピーバレー競馬場まで徒歩20分
・トラム乗り場まで徒歩3分
旺角
ローカル色豊かな庶民的なエリアで、香港らしい雑踏を体験できます。
ネイザンロードと女人街が交差する繁華街の中心部に位置します。
格安ホテルから中級ホテルまで選択肢が豊富で、予算を抑えたい方におすすめです。
24時間営業の飲食店や屋台が多く、深夜の食べ歩きも楽しめます。
MTR旺角駅は複数路線が交差するターミナル駅で交通の便が良好です。
近くにある観光スポット
・女人街まで徒歩5分
・雀鳥花園まで徒歩12分
・廟街ナイトマーケットまで徒歩15分
・ランガム・プレイスまで徒歩3分
・金魚街まで徒歩8分
・花園街市場まで徒歩10分
西九文化区周辺
香港の新しい文化発信地として注目を集める最新エリアです。
M+美術館や香港故宮文化博物館など世界クラスの文化施設が集積しています。
九龍駅直結のホテルが多く、エアポートエクスプレスでの移動が便利です。
海沿いの遊歩道からは香港島の夜景を一望でき、散策にも最適です。
新しいエリアのため施設が充実しており、快適な滞在が期待できます。
近くにある観光スポット
・M+美術館まで徒歩5分
・香港故宮文化博物館まで徒歩7分
・スカイ100まで徒歩3分
・西九文化区プロムナードまで徒歩5分
・エレメンツショッピングモールまで徒歩直結
・ハーバーフロント・プロムナードまで徒歩8分
香港観光のモデルコース5つ
香港の魅力を最大限に味わうため、滞在期間と目的別に5つのモデルコースを詳しく紹介します。
初心者から上級者まで、それぞれのニーズに合わせた効率的なルートを提案します。
現地在住の日本人からのアドバイスも盛り込み、実用的な観光プランを組み立てています。
王道1日モデルコース
香港観光の定番スポットを1日で効率よく巡る鉄板コースです。
朝は混雑前の時間帯を狙い、夕方以降は夜景鑑賞に重点を置いた構成になります。
中環駅→ピークトラム→ビクトリア・ピーク→スターフェリー→尖沙咀→アベニュー・オブ・スターズ
9時に中環駅からスタートし、ピークトラム乗り場まで徒歩8分で移動します。
朝一番の混雑前にビクトリア・ピークへ上り、香港の全景を把握しましょう。
下山後は11時頃にスターフェリーで尖沙咀へ渡り、海上からの景色を楽しみます。
午後は尖沙咀プロムナードやアベニュー・オブ・スターズでの散策がおすすめです。
17時頃に再度ピークトラムでビクトリア・ピークへ戻り、サンセットから夜景まで鑑賞します。
現地在住者のアドバイスでは「往路はピークトラム、復路は15番バスかタクシーを使うと待ち時間を短縮できる」とのことです。
移動と所要時間の目安
・中環駅→ピークトラム乗り場：徒歩8分
・ピークトラム往復：所要時間45分
・ビクトリア・ピーク散策：1時間30分
・スターフェリー乗船：10分
・尖沙咀プロムナード散策：2時間
・夜景鑑賞：1時間30分
グルメ集中1日モデルコース
香港の代表的なグルメを朝から夜まで堪能する食べ歩き重視のコースです。
地元の人が通う名店から観光客向けまで、バランス良く回ります。
茶餐廳（朝食）→飲茶レストラン（昼食）→街市場（スナック）→高級中華（夕食）
7時30分から茶餐廳で香港式朝食のマカロニスープや奶茶を味わいます。
10時30分頃に老舗飲茶レストランで点心をじっくり楽しみ、香港グルメの真髄を体験します。
午後は街市場や屋台でエッグワッフルや魚蛋などのローカルスナックを食べ歩きます。
夕方からは海鮮料理店や高級中華レストランで本格的な晩餐を堪能します。
現地グルメ通からは「飲茶は11時前に入店すると新鮮な点心が食べられる」というアドバイスがあります。
効率よく食べ歩く順番
・朝食（7:30-8:30）：茶餐廳でローカル朝食
・間食（10:00-10:30）：街頭でエッグワッフル購入
・昼食（11:00-13:00）：飲茶レストランで点心
・軽食（15:00-15:30）：市場で魚蛋やカレー魚蛋
・夕食（18:00-20:00）：海鮮料理または高級中華
・デザート（20:30-21:00）：マンゴープリンやお汁粉
女子旅2日間モデルコース
インスタ映えするスポットとおしゃれなカフェを中心とした女性向けコースです。
ショッピングと美容体験も組み合わせ、香港の最新トレンドを満喫します。
1日目：PMQ元創方→大館→蘭桂坊→ルーフトップバー
2日目：スカイ100→M+美術館→K11アートモール→廟街ナイトマーケット
1日目は午前中にPMQ元創方でアート系ショッピングを楽しみ、香港のクリエイティブシーンに触れます。
午後は大館の歴史的建築を背景に写真撮影を行い、蘭桂坊でおしゃれなカフェタイムを過ごします。
夜はルーフトップバーで夜景と共にカクテルを楽しみ、非日常的な時間を満喫します。
2日目はスカイ100の展望台で朝の香港を一望し、M+美術館で現代アートを鑑賞します。
午後はK11アートモールでアートとショッピングを両立し、夜は廟街で占いやローカル体験を楽しみます。
映える写真の撮り方メモ
・PMQ元創方：カラフルな壁画前でポートレート撮影
・大館：歴史的煉瓦建築を背景にした全身ショット
・スカイ100：ガラス窓越しの香港島遠景と人物のシルエット
・M+美術館：近未来的な建築外観とのコントラスト
・ルーフトップバー：夜景をぼかした背景でのカクテル撮影
・廟街：ネオンサインの光を活用した夜のポートレート
雨の日半日モデルコース
天候に左右されずに楽しめる屋内中心の観光コースです。
ショッピングモールや美術館を活用し、快適な環境で香港文化を体験します。
エレメンツ→M+美術館→スカイ100→IFC→中環街市
九龍駅直結のエレメンツショッピングモールからスタートし、雨に濡れることなく移動できます。
隣接するM+美術館で現代アートを鑑賞し、知的な時間を過ごします。
同じ建物内のスカイ100展望台で天候に関係なく香港の景色を楽しみます。
午後はスターフェリーまたはMTRでIFCモールへ移動し、高級ショッピングを満喫します。
最後は中環街市でローカルな雰囲気を味わい、レトロな商業施設を見学します。
屋内中心で回るコツ
・地下道や連絡通路を最大限活用する
・ショッピングモール間の移動は天候を確認してから
・美術館は平日の午前中が比較的空いている
・展望台は晴れ間を狙って訪問タイミングを調整
・カフェでの休憩時間を長めに設定する
・傘の貸し出しサービスがある施設を事前に確認
家族向け1日モデルコース
子連れ家族でも安心して楽しめる施設とアクティビティを組み合わせたコースです。
移動距離を最小限に抑え、休憩ポイントを多く設けた構成になっています。
香港公園→ピークトラム→海洋公園または香港ディズニーランド→尖沙咀プロムナード
朝は香港公園の広々とした緑地で子どもを遊ばせ、都市部の喧騒から離れてスタートします。
ピークトラムは子どもにとって特別な体験となり、山頂での景色も家族写真の絶好スポットです。
午後は海洋公園で海洋生物との触れ合いを楽しむか、香港ディズニーランドでテーマパーク体験をします。
夕方は尖沙咀プロムナードでのんびり散歩し、シンフォニー・オブ・ライツを家族で鑑賞します。
現地在住の家族からは「ベビーカーでの移動は事前にエレベーター位置を確認しておくと安心」とのアドバイスです。
子どもが楽しめる休憩ポイント
・香港公園：遊具エリアと芝生でのピクニック
・ピークトラム駅：記念撮影スポットでの写真タイム
・海洋公園：イルカショーの観覧席で小休憩
・ディズニーランド：パレード鑑賞時の座り込みスペース
・尖沙咀プロムナード：ベンチでの軽食タイムと夜景鑑賞
・各施設の授乳室やおむつ交換台の場所確認が重要
香港のおすすめ観光スポット10選
王道の夜景から最新のアート拠点まで、香港観光で外せないスポットを厳選して紹介します。
基本情報もあわせて記載するので、計画づくりにそのまま活用できます。
混雑時間や回り方のコツも要点を押さえて解説します。
ビクトリア・ピーク
高層ビル群とビクトリア・ハーバーを一望できる不動の名所です。
日没前後は混み合うので、上りはピークトラム、下りはバスに分けると待ち時間を短縮できます。
基本情報
・営業時間：スカイテラス428は10:00-22:00（季節変動あり）
・定休日：なし
・料金：展望台約HKD100前後（セットで変動）
・住所：The Peak Tower, 128 Peak Rd, Hong Kong
アベニュー・オブ・スターズ
香港映画のスター手形が並ぶ海沿い遊歩道です。
対岸の摩天楼を背景に写真が撮れるので、夕景から夜景の時間帯が狙い目です。
基本情報
・営業時間：常時開放
・定休日：なし
・料金：無料
・住所：Waterfront Podium Garden, Tsim Sha Tsui, Kowloon
スカイ100
地上100階から360度の展望を楽しめる屋内展望台です。
天候に左右されにくく、雨の日の観光にも組み込みやすいのが利点です。
基本情報
・営業時間：11:00-20:00（最終入場19:30）
・定休日：なし（イベントで変動あり）
・料金：大人約HKD200前後（オンライン割引あり）
・住所：International Commerce Centre 100F, 1 Austin Rd W, Kowloon
M+美術館
アジア最大級のビジュアルカルチャー美術館です。
建築そのものも見どころで、館外の海沿い散策とセットで回ると効率的です。
基本情報
・営業時間：10:00-18:00（金土は延長あり）
・定休日：火
・料金：常設一部無料、企画展は有料（約HKD120目安）
・住所：West Kowloon Cultural District, Kowloon
香港ディズニーランド
コンパクトながら完成度の高いテーマパークです。
平日朝の入園とモバイルオーダー活用で待ち時間を抑えられます。
基本情報
・営業時間：10:00-20:00（季節変動あり）
・定休日：なし
・料金：日付変動制約HKD500-900
・住所：Lantau Island, Hong Kong
大館（タイクン）
旧警察署と裁判所を再生した文化複合施設です。
歴史建築と現代アートが同居し、PMQとセットで街歩きが充実します。
基本情報
・営業時間：11:00-20:00（施設により異なる）
・定休日：なし
・料金：入場無料（一部展示有料）
・住所：10 Hollywood Rd, Central, Hong Kong
PMQ元創方
ローカルデザイナーのショップやギャラリーが集まる創造拠点です。
週末のポップアップやマーケット開催日に合わせると楽しみが広がります。
基本情報
・営業時間：11:00-20:00
・定休日：なし
・料金：入場無料
・住所：35 Aberdeen St, Central, Hong Kong
文武廟
線香の香りが満ちる歴史ある道教寺院です。
午前の早い時間は人が少なく、静かな参拝と撮影ができます。
基本情報
・営業時間：08:00-18:00
・定休日：なし
・料金：無料（寄付歓迎）
・住所：124-126 Hollywood Rd, Sheung Wan, Hong Kong
廟街ナイトマーケット
ローカル屋台や占いで賑わう夜市です。
19:00以降が活気のピークで、貴重品管理と歩きやすい靴が必須です。
基本情報
・営業時間：17:00-23:00
・定休日：なし
・料金：入場無料（買い物・飲食は別途）
・住所：Temple St, Yau Ma Tei, Kowloon
南蓮園池
喧騒を忘れる中国庭園で、隣接の志蓮淨苑とセット訪問がおすすめです。
昼下がりは日陰での休憩にも向き、家族連れにも人気です。
基本情報
・営業時間：06:30-19:30
・定休日：なし
・料金：無料
・住所：60 Fung Tak Rd, Diamond Hill, Kowloon
香港観光の予算とチケット攻略
香港観光を無駄なく楽しむには、交通費と入場料を抑えるコツが有効です。
事前予約や時間帯の工夫で、待ち時間と費用の双方を最小化できます。
現地在住者の実感も交え、具体的な節約と購入手順を案内します。
交通・入場の節約テク
短期滞在でも交通系IC「八達通」を使うと、MTRやバス、トラム、スターフェリーの精算が一括でスムーズになります。
空港駅や主要駅の窓口で無記名カードを入手し、現金またはカードでチャージしてすぐ使えます。
現地在住者の声では「空港での購入は行列しにくい時間帯が多く、到着直後に確保すると楽」と言われます。
エアポートエクスプレスは往復割引やグループ割があり、2人以上ならタクシーより安くなるケースがあります。
MTRはオフピークの混雑が少ない時間帯に移動すると座れる確率が上がり、移動ストレスが大きく下がります。
トラムは香港島内の短距離移動でコスパに優れ、渋滞が読めない時間帯のタクシー代替として便利です。
・八達通はコンビニでもチャージでき、残額は空港や主要駅で払い戻せます。
・スターフェリーは観光と移動を兼ね、低コストでビクトリア・ハーバーの景観を楽しめます。
・エアポートエクスプレスは九龍・香港駅で無料シャトルバスを活用するとホテルアクセスが向上します。
人気施設の予約戦略
ピークトラムは日没前後が最混雑のため、上りは日没2時間前か開場直後を選びます。
下りは15番系統バスやタクシーに切り替えると、トータル滞在時間が短縮できます。
スカイ100やM+美術館はオンライン前売りで割引が適用される日があり、窓口より数十HKD安くなることがあります。
香港ディズニーランドは日付指定のダイナミックプライス制で、平日や閑散期は実質的に割安です。
モバイルオーダーと公式アプリの待ち時間表示を併用し、人気アトラクションは午前に固めるのが鉄則です。
・美術館や展望台は公式サイトのタイムスロット枠を確認し、混雑が少ない午前枠を優先します。
・屋外夜景は天候次第のため、旅程の前半に組み込み、リカバー日を用意します。
・ショーやレストランは48時間前までの予約可否を確認し、直前キャンセルポリシーを把握します。
予算目安と配分の作り方
2泊3日の香港観光で、1人あたりの概算は下記が目安です。
ホテルは物価の高い尖沙咀や中環で高く、旺角や北角で抑えられる傾向があります。
食費はローカル店中心なら抑制可能で、1日1食をご褒美ディナーに充てる配分が満足度に直結します。
・交通費：1日あたりHKD40–80（MTR・トラム・フェリー中心の想定）
・入場費：1日あたりHKD100–300（展望台・美術館・寺院は無料/有料混在）
・食費：1日あたりHKD120–350（朝茶餐廳、昼飲茶、夜海鮮の組み合わせで変動）
・雑費：HKD50–100（飲料・スナック・チップ等）
現地で差がつく時短ワザ
中環〜尖沙咀の移動は、夕方の渋滞を避けてフェリーを選ぶと時間が読みやすくなります。
ピークトラムは帰路の乗車列が長くなりやすく、復路をバスに分散すると30分以上短縮できることがあります。
M+とスカイ100は徒歩圏内で、午前に鑑賞、午後に展望という流れにすると混雑を避けやすいです。
雨天時はICCとエレメンツの連絡通路を使い、屋内移動中心に組み直すと快適に過ごせます。
チケット購入の実践フロー
- 主要施設の公式サイトで価格と時間枠を確認します。
- 滞在日の天気予報を参照し、屋外夜景は前半日に寄せます。
- 価格が日付変動する施設は平日枠を選びます。
- オンライン決済後はQRコードをウォレットに保存します。
- 当日は入場15分前に集合し、荷物検査の所要時間を見込みます。
- 変更リスクに備え、雨天時の屋内代替案を用意します。
香港観光のベストシーズンと混雑回避
気温や湿度、降雨の傾向を踏まえて、快適に香港観光を楽しむための時期選びと回り方を解説します。
季節ごとの服装や持ち物、混雑しやすい時間帯の回避策も具体的に紹介します。
現地在住者の実感を交え、天候と人流に左右されない動線設計を提案します。
季節ごとの服装と持ち物
春(3-5月)は湿度が上がり始め、薄手の長袖と折りたたみ傘があると快適に過ごせます。
朝晩は羽織りを用意し、屋内の冷房対策で軽いカーディガンが役立ちます。
夏(6-9月)は高温多湿のため、吸汗速乾素材の服と帽子、日焼け止め、冷感タオルを携行します。
にわか雨が多いので、軽量のレインジャケットや防水スニーカーが便利です。
秋(10-11月)は最も過ごしやすく、半袖+薄手の羽織で十分です。
夜間の屋外は風が涼しくなるため、長袖シャツがあると安心です。
冬(12-2月)は気温が下がり、室内は強い冷房ではなく弱暖房なので薄手のダウンやセーターが活躍します。
雨は少なめですが、海風対策にウインドブレーカーを用意すると快適です。
・雨季は折りたたみ傘とジップロックで電子機器の防水を行います。
・強い日差しに備え、サングラスとUVリップを準備します。
・長時間歩く日にはクッション性の高いスニーカーを履きます。
雨対策と暑さ対策
にわか雨の時間帯はショッピングモールや美術館を挟み、屋内外を交互に入れると快適に過ごせます。
屋外の撮影は午前中の曇り時間帯を活用し、午後の強い日差しは屋内で避難します。
熱中症対策として、MTR駅やモールの給水ポイントを地図アプリに保存しておきます。
スポーツドリンクの粉末を持参すると、水で手軽に電解質補給ができます。
路面の照り返しが強い時間は、トラムやフェリーで座って移動距離を稼ぎます。
・冷房の効いた交通機関やカフェで30-60分おきに小休止を入れます。
・濡れても乾きやすい速乾素材のトップスを選びます。
・撥水スプレーを靴に施し、足元の不快感を減らします。
混雑を避ける時間帯のコツ
ピークトラムは日没前後が最混雑なので、上りは開場直後か日没2時間前を選びます。
下りは15系統バスやタクシーに切り替えると、列を回避して時間を節約できます。
スカイ100やM+美術館は午前中の早い時間が比較的空いています。
屋外の夜景は天候が安定しやすい前半日に入れて、予備日を確保します。
週末の尖沙咀と中環は夕刻から人出が増えるため、海越えの移動はフェリーで時間を読みやすくします。
・レストランは11:30入店、夜は18:00台の前倒し予約が待ち時間短縮の鍵です。
・人気カフェは開店直後を狙い、撮影は退店前にまとめて行います。
・行列店は事前注文や整理券アプリを活用し、並ぶ時間を他の観光に充てます。
ピーク時期の動線設計
大型連休やメガイベント開催時は、海沿いと展望台を同日に入れず分散させます。
午前は山側、午後は海沿いなど高低差を分けると混雑に巻き込まれにくくなります。
移動の起点をMTRの乗換駅に置き、徒歩移動は1km以内を基準にします。
夜景鑑賞は2回チャンスを設け、1回目で撮影、2回目で鑑賞に専念すると満足度が上がります。
・人流が集中するプロムナードは平日夜に回し、週末は屋内観光を増やします。
・エレベーター必須の施設は、台数と場所を事前に確認します。
・人混みが苦手な同行者がいる場合は、朝活で主要スポットを消化します。
現地在住者の実感メモ
「ピークトラムは13時以降混みやすいので、10-12時に訪問すると快適です。」
「PMQと大館は近いので、徒歩でまとめて回ると移動時間を短縮できます。」
「スカイ100のチケットは公式サイトの前売りを使うと、窓口より数十HKD安くなる日があります。」
「スターフェリーは夕方の渋滞回避に有効で、景観も楽しめて一石二鳥です。」
「雨の日はエレメンツとICCの屋内動線で移動すると濡れずに観光できます。」
まとめ：香港観光を楽しむために
香港観光は移動の短縮と時間帯の工夫で満足度が大きく変わります。
王道のモデルコースを軸に、屋外は朝夕、屋内は日中という配分を意識すると快適に過ごせます。
宿泊は尖沙咀や中環の拠点性が高く、目的に合わせて銅鑼湾や旺角も有力な選択肢になります。
展望台や美術館は前売りを活用し、ピークトラムは上りと下りの交通手段を分けると待ち時間を抑えられます。
夜景は天候リスクに備え、旅程の前半に入れて予備日を用意すると撮影機会を確保できます。
短期滞在でもモデルコースと交通の工夫で、香港の夜景、グルメ、アートを余さず体験できます。
香港のおすすめ滞在エリア：
