「チュニス観光のモデルコースを知りたい」
「チュニス観光スポットを効率よく回る方法を知りたい」
「チュニス観光で絶対外せない場所を知りたい」
初めてチュニス観光をする場合、どのスポットをどの順番で回ればいいか分からないですよね。
結論、チュニス観光は効率的なモデルコースで回ることで、世界遺産メディナとカルタゴ遺跡、シディ・ブ・サイドまで短期間で満喫できます。
この記事では、チュニス観光の鉄板モデルコース5つとバルドー博物館や世界遺産メディナなど絶対外せない観光スポット10選を詳しくまとめて紹介します。
チュニスのおすすめ滞在エリア:
チュニス観光のおすすめモデルコース
短期滞在でもチュニス観光の定番を効率よく回れるモデルコースを3つに厳選しました。
初めてでも迷わず動けるよう、移動手段と時間帯のコツを具体的にまとめます。
チュニス観光は「旧市街・遺跡・海景」を1本の動線で結ぶと効率的です。
メディナ(旧市街)→カルタゴ遺跡群→シディ・ブ・サイド
1日王道は旧市街を歩き、TGMでシディ・ブ・サイドへ抜ける構成です。
バルドー博物館→カスバ広場→メディナ(リヤド滞在)→カルタゴ遺跡群→シディ・ブ・サイド
2日ゆったりはバルドー博物館を朝に当て、午後に旧市街、翌日にカルタゴと丘の街を配します。
時計塔→チュニス大聖堂→シディ・ブ・サイド
フォト重視は時計塔と大聖堂で建築を押さえ、午後の柔らかい光で青と白を撮るのが定石です。
現地在住者の実感では、バルドーは開館直後が空き、モスク周辺は昼前が歩きやすいです。
TGMは本数に波があるので、帰路はタクシーも選択肢に入れると安心です。
時計塔は昼と夜で雰囲気が変わるため、2回撮影すると満足度が上がります。
チュニス観光に便利なおすすめ宿泊エリア
どこに泊まるかで動線と体験が大きく変わります。
拠点別に近場の観光スポットと、予約前の注意点をまとめます。
新市街(ハビブ・ブルギバ大通り)
チュニス観光の最も人気の高い宿泊エリアです。
空港アクセスと初日夜の食事に便利で、TGM駅にも徒歩圏で郊外への移動が容易です。
近くにある観光スポット
・時計塔(大通りのランドマーク、徒歩3分)
・チュニス大聖堂と周辺の近代建築(徒歩5分)
・フランス門からメディナ入口(徒歩8分)
・カフェとレストランが連なる並木通り
宿選びのポイント
騒音が気になる場合は通りから1本裏の客室を指定します。
深夜到着は24時間対応のフロントか事前連絡が安心です。
上層階は景観が良く、夜の撮影にも便利です。
現地在住者によると、ホテル・ロイヤル・ビクトリアが立地とコスパの両面でおすすめです。
1泊1万円程度の手頃な価格で4つ星クラスの設備とサービスが受けられます。
バルコニーから勝利広場とフランス門が一望でき、部屋にいながら観光気分を味わえます。
メディナ(旧市街)
歴史的建築のリヤド型ゲストハウスが最大の魅力です。
朝夕の静かな路地を楽しめ、チュニス観光の醍醐味を味わえます。
近くにある観光スポット
・ジャマア・エズィトゥーナ・モスク(徒歩5分)
・スークの香料・革・金工の通り(徒歩すぐ)
・ダル・ベン・アブダッラー博物館(徒歩7分)
・カスバ広場へのアクセス(徒歩10分)
宿選びのポイント
荷物が多いと石畳が負担になるため軽量化が有利です。
夜間は主要ルートを通ると迷いにくく、現地ガイドは事前にルート確認を推奨しています。
屋上テラス付きは朝食と撮影に向きます。
ダール・エル・メディナはカスバ地区の落ち着いたエリアにあり、昔の邸宅を改装したブティックホテルです。
アラブの雰囲気を感じながらメディナの中に滞在したい方におすすめです。
シディ・ブ・サイド
青と白の高台で海風が心地よい滞在です。
夕景と朝の光で街が輝く瞬間を間近で体験できます。
近くにある観光スポット
・カフェ・デ・ナット(展望テラス、徒歩3分)
・サイダ・アリヤの家(伝統住宅、徒歩5分)
・コバ・ハディド要塞跡の周辺眺望(徒歩8分)
・美術工芸ギャラリーの点在エリア
宿選びのポイント
駅から坂が続くためキャリーは注意が必要です。
夕方の混雑前にチェックインすると楽で、現地タクシー運転手は15時前の到着を推奨しています。
景観重視は海側の部屋を指定します。
ダール・サイドはシディ・ブ・サイド随一の人気プチホテルです。
以前は邸宅として建てられた建物をホテルに改装し、24ある客室はすべて違うつくりです。
庭や一部の部屋からは海の景色が楽しめ、人気ゆえに早いうちから満室となることも多いです。
カルタゴ周辺
遺跡へのアクセスが最短で、静かな住宅地で落ち着いた滞在ができます。
考古学ファンには理想的な立地です。
近くにある観光スポット
・ビュルサの丘と博物館(徒歩5分)
・アントニヌス浴場跡(徒歩8分)
・プユニック港跡(徒歩10分)
・ローマ円形闘技場跡の周辺区画(徒歩15分)
宿選びのポイント
遺跡間は距離があるため移動手段を事前に確保します。
朝の開門直後は写真が撮りやすく、現地ガイドは8時30分の到着を推奨しています。
夕方はシディ・ブ・サイドで食事を組み合わせやすく、TGMで気軽に移動できます。
フォーシーズンズチュニスなど高級ホテルがこのエリアに集中しており、全室テラス付きで広々とした空間が特徴です。
贅沢なスパと一級品のサービスを味わえる特別なホテル体験が可能です。
チュニス観光のモデルコース5つ
旅の目的ごとに5つの現実的なルートを提示します。
現地在住日本人の実感を要所に挟み、混雑を避けて効率よく回るコツをお伝えします。
1日で定番制覇コース
限られた時間でチュニス観光の必見スポットを効率よく回るルートです。
歩く距離と電車の待ち時間のバランスが良く、初回訪問者に最適です。
フランス門→メディナ(スーク)→ジャマア・エズィトゥーナ・モスク→TGMチュニス・マリン駅→シディ・ブ・サイド→時計塔
移動手段と所要時間
朝9時にフランス門をスタートし、旧市街内は全て徒歩移動です。
メディナからモスクまでは徒歩8分、香料や革製品の通りを目印に戻ると迷いにくいです。
TGM駅まで徒歩15分、シディ・ブ・サイドまで電車で35分、各駅停車に乗車します。
夕景後はタクシーで中心部へ戻り(約30分)、時計塔で夜景撮影します。
現地在住者のワンポイント
メディナは10時から12時が最も歩きやすい時間帯です。
13時以降は観光客が増えるため、写真撮影は午前中がおすすめです。
TGMは本数が限られるため、帰路はタクシー利用が現実的です。
時計塔は日没後30分が写真の狙い目で、建物のライトアップが美しく映えます。
2日で深掘りコース
展示鑑賞と街歩きを分けて疲労を抑え、ゆったりとチュニス観光を満喫します。
夜は旧市街の静けさも楽しめる贅沢な日程です。
1日目の回り方
バルドー博物館→カスバ広場→メディナのリヤド
朝一番にタクシーでバルドー博物館へ向かい、開館直後の9時に入館します。
古代ローマのモザイク作品群を2時間かけてじっくり鑑賞します。
午後はバスまたはタクシーでカスバ広場へ移動(約25分)、旧市街の全景を撮影します。
夕方に旧市街のリヤド型ゲストハウスにチェックインし、夜の静かな路地を散策します。
2日目の回り方
カルタゴ遺跡群→シディ・ブ・サイド→新市街
TGMでカルタゴへ移動し、ビュルサの丘から海側へ降りる順番で遺跡を巡ります。
アントニヌス浴場跡では海を背景とした写真が撮影できます。
午後はシディ・ブ・サイドで青と白の街並みを楽しみ、テラスカフェで休憩します。
夕方に中心部へ戻り、新市街で夕食とショッピングを楽しみます。
現地在住者のワンポイント
バルドー博物館は月曜休館のため、旅行日程で前後調整が必要です。
遺跡間の移動はタクシー併用が便利で、徒歩だと時間がかかりすぎます。
シディ・ブ・サイドの人気カフェは15時前に入店すると席が確保しやすいです。
遺跡集中コース(カルタゴ+バルドー)
古代史に焦点を当て、展示品と実際の遺跡を組み合わせて学習効果を高めます。
移動はタクシー中心で時短し、じっくり見学に時間を当てます。
バルドー博物館→新市街で昼食→TGM駅→カルタゴ遺跡群→シディ・ブ・サイド
朝9時にバルドー博物館でモザイクの名品を鑑賞し、カルタゴ時代の歴史を予習します。
入口近くの「オデュッセイアのモザイク」と「船乗りのモザイク」は必見です。
昼食後にTGMでカルタゴへ移動し、ビュルサの丘の博物館から海辺の浴場跡へ順番に回ります。
アントニヌス浴場では地中海を背景に写真撮影し、古代ローマの壮大さを実感します。
夕方にシディ・ブ・サイドで一息つき、青と白の街並みで旅を締めくくります。
効率化のコツ
遺跡の共通券があるか現地窓口で確認し、複数箇所回る場合は活用します。
各遺跡間は距離があるため、タクシーまたは現地ツアーの利用が現実的です。
炎天下での見学が多いため、帽子と水分補給を忘れずに準備します。
現地在住者のワンポイント
遺跡は朝の涼しい時間帯(8時30分~10時)がベストです。
ビュルサの丘からの景色は晴天時が格段に美しく、天候をチェックしてから訪問します。
カルタゴ博物館は展示が充実しており、遺跡見学前に立ち寄ると理解が深まります。
カフェと街歩きコース(シディ・ブ・サイド中心)
景観とカフェ文化を楽しみ、ゆったりとした時間を過ごします。
写真好きと街歩き好きに最適な構成です。
時計塔→チュニス大聖堂→TGM駅→シディ・ブ・サイド→海が見えるテラス→ギャラリー巡り
朝10時に時計塔周辺で撮影し、一直線の大通りのパース構図が美しく映えます。
チュニス大聖堂まで徒歩5分、ネオ・ロマネスク様式の建築美を堪能します。
TGM駅へ徒歩10分、平坦なルートで重い荷物でも楽に移動できます。
シディ・ブ・サイドでは午後の柔らかい光で青と白のコントラストを撮影します。
絶景カフェと時間帯
カフェ・デ・ナットは15時前後が逆光になりにくく、撮影に最適です。
カフェ・シディ・シャバーンは海を一望でき、夕景鑑賞にぴったりの立地です。
テラス席は人気のため、昼食時間帯を外すと比較的空いています。
小規模ギャラリーは短時間で回れ、地元作家の作品を購入することも可能です。
現地在住者のワンポイント
人気カフェは待ち時間があるため、複数の候補を準備しておくと安心です。
帰路は駅前のタクシーで渋滞を避け、夕方の混雑時間を回避します。
お土産購入はギャラリーより旧市街のスークの方が種類豊富で価格も手頃です。
雨の日・休館日の代替コース
天候不良や施設休館に左右されない屋内中心のルートです。
足元の負担を減らし、文化施設を中心に回ります。
チュニス近代美術館→ハビブ・ブルギバ大通りのアーケード→旧市街の屋根付き通り→ダル・ベン・アブダッラー博物館→大聖堂
近代美術館で現代チュニジアアートを鑑賞し、雨宿りを兼ねてゆっくり過ごします。
大通りのアーケードエリアでカフェ巡りとショッピングを楽しみます。
旧市街では屋根付きの通りを選んで移動し、伝統工芸の実演を見学します。
ダル・ベン・アブダッラー博物館で民族衣装と生活文化を学びます。
最後に大聖堂でステンドグラスの美しさを堪能し、宗教芸術に触れます。
屋内中心の回り方
移動距離を短く設定し、各施設でゆっくり過ごす時間を確保します。
カフェ滞在を長めに取り、現地の人々との交流も楽しめます。
博物館の企画展示があれば、予定に組み込んで文化的体験を深めます。
現地在住者のワンポイント
雨天時は石畳が滑りやすいため、滑りにくい靴底の靴を選択します。
屋内施設の営業時間は天候に関係なく変わらないため、事前確認が重要です。
タクシー利用時は雨で需要が増えるため、配車アプリの活用がおすすめです。
チュニスのおすすめ観光スポット10選
チュニス観光で外せない10スポットを厳選し、見どころと基本情報をまとめます。
営業時間や定休日、料金を確認しながら効率よく回れるように構成します。
バルドー博物館
古代ローマのモザイクコレクションで名高い国立博物館です。
宮殿建築の装飾天井も見応えがあり、開館直後が比較的空いています。
基本情報
営業時間:9:00〜17:00(季節変動あり)。
定休日:月。
料金:大人約13チュニジアディナール。
住所:Le Bardo, Tunis。
メディナ(旧市街)
ユネスコ世界遺産の旧市街で、迷路状の路地とスークの活気が魅力です。
朝の時間帯は人が少なく、写真撮影や扉装飾の観察に向いています。
基本情報
営業時間:店舗により異なる(目安10:00〜18:00)。
定休日:店舗により異なる(週末は休業店あり)。
料金:散策無料。
住所:Medina of Tunis, Tunis。
ジャマア・エズィトゥーナ・モスク(オリーブの木のモスク)
メディナの中心に立つ歴史的モスクです。
礼拝時間帯は見学制限があるため入口の掲示を確認します。
基本情報
営業時間:9:00〜17:00(礼拝時は制限あり)。
定休日:なし。
料金:寄付制の場合あり。
住所:Rue Jemaâ Ezzitouna, Tunis。
カルタゴ遺跡群
ビュルサの丘やアントニヌス浴場などが点在する古代遺跡群です。
見学範囲が広いので、共通券とタクシー併用で効率化できます。
基本情報
営業時間:8:30〜17:30(季節変動あり)。
定休日:なし。
料金:共通券あり(設定は現地で確認)。
住所:Carthage, Tunis Governorate。
シディ・ブ・サイド
青と白の家並みが広がる丘の街です。
夕方のテラス席は混雑するため、15時前の入店が狙い目です。
基本情報
営業時間:散策自由(店舗は概ね10:00前後〜)。
定休日:店舗により異なる。
料金:散策無料(施設は別途)。
住所:Sidi Bou Said, Carthage。
カスバ広場
旧市街西側の開放的な広場で、行政建築に囲まれています。
夕刻は空の色が映え、写真撮影に適しています。
基本情報
営業時間:終日。
定休日:なし。
料金:無料。
住所:Place de la Kasbah, Tunis。
ダル・ベン・アブダッラー博物館
伝統邸宅を活用した民族・工芸系の博物館です。
中庭のタイル装飾と木彫の扉が美しく、雨の日の見学先にも向きます。
基本情報
営業時間:9:00〜17:00。
定休日:月。
料金:数チュニジアディナール。
住所:Rue Sidi Kacem, Medina, Tunis。
チュニス大聖堂(聖ヴィンセント・ド・ポール大聖堂)
新市街を代表する宗教建築で、ネオ・ロマネスク様式の外観が特徴です。
内部のステンドグラスは午前中の光で映えます。
基本情報
営業時間:9:00〜17:00(行事時は制限あり)。
定休日:不定(宗教行事に準ずる)。
料金:無料。
住所:Avenue Habib Bourguiba, Tunis。
時計塔(ハビブ・ブルギバ通り)
大通りのランドマークで待ち合わせに便利です。
日没後30分のライトアップがきれいに写ります。
基本情報
営業時間:終日。
定休日:なし。
料金:無料。
住所:Place du 14 Janvier, Tunis。
ラ・グレット港周辺
海沿い散策とシーフードが楽しめる港町エリアです。
TGM途中駅からのアクセスが容易で、夕暮れ散歩に向きます。
基本情報
営業時間:散策は終日(店舗は別)。
定休日:店舗により異なる。
料金:無料(飲食は別途)。
住所:La Goulette, Tunis。
チュニス観光の治安と移動ガイド
チュニス観光を安心して楽しむために、実情に即した治安対策と移動のコツをまとめます。
現地在住日本人の実感も交え、時間帯やエリアごとのポイントを具体的に解説します。
治安の実情と注意点
観光エリアの日中は人通りが多く落ち着いています。
旧市街の細い路地では、貴重品の分散管理とスマホの出しっぱなし回避が有効です。
スリ対策と声かけ対応
・バッグは前掛け、ファスナーは必ず閉め、背負ったままにしない。
・道案内の強引な申し出や商品押し売りは笑顔で短く断る。
・写真撮影の代行申し出は丁寧に辞退し、自撮りや三脚に切り替える。
・市場での支払いは小額紙幣を別ポーチに分け、財布の出し入れを最小化する。
夜間の歩き方
・新市街の大通りを選び、裏路地を避けると安心です。
・21時以降は配車アプリや正規タクシーを使い、徒歩移動を短くします。
・路上での長時間の撮影やスマホ操作は人通りのある場所に限定します。
移動手段別の使い分け
エリア間の距離と待ち時間で、徒歩・電車・タクシーを柔軟に選びます。
暑熱期は無理を避け、こまめに休憩と給水を挟みます。
TGM(郊外電車)の乗り方
・チュニス・マリン駅の窓口で紙チケットを購入し、シディ・ブ・サイド方面の各駅停車に乗車。
・乗車時間はシディ・ブ・サイドまで約35分、カルタゴ主要駅は途中数駅です。
・混雑時は車内での荷物管理を徹底し、ドア付近を避けて立つと安心です。
タクシーと配車アプリ
・流しは乗車時にメーター起動を確認し、起動しない場合は降車判断を徹底します。
・短距離は現金小額を用意し、釣り銭トラブルを避けます。
・郊外の遺跡間はタクシーの回遊手配が効率的で、事前に区間料金の目安を共有するとスムーズです。
路線バスと徒歩の実用メモ
・バルドー方面は本数や停留所の位置を事前確認し、復路の停留所名も控えます。
・旧市街は徒歩が基本、主要通りを軸にランドマークで位置確認すると迷いにくいです。
・石畳は滑りやすいため、グリップの良いスニーカーが歩行に適しています。
現地在住日本人の小ワザ
・メディナは10時〜12時が歩きやすく、午後はスークの混雑と呼び込みが増えます。
・バルドー博物館は開館直後が静かで鑑賞に集中できます。
・カフェは昼食時間帯を外すと着席しやすく、撮影も落ち着いてできます。
・夕方のTGMは混むことがあるため、帰路はタクシーを第一候補にすると快適です。
チュニス観光の費用感とチケット攻略
チュニス観光の費用を具体的に把握すると、モデルコースの時間配分や移動手段の選択がスムーズになります。
入場料や交通費、食事代の目安に加え、共通券やオンライン予約の活用ポイントを整理します。
入場料と物価の目安
主要スポットは数ディナールから十数ディナールの価格帯が中心です。
食事はローカル食堂が割安で、カフェは中価格帯が目安です。
主要スポットの料金一覧
・バルドー博物館:大人約13ディナール。
・カルタゴ遺跡群:共通券あり(窓口で最新の設定を確認)。
・ダル・ベン・アブダッラー博物館:数ディナール。
・モスクや広場:無料が中心。
現地通貨と支払いのコツ
小額紙幣と硬貨を分けて持つと会計がスムーズです。
一部の窓口は現金のみのため、現金を必ず携行します。
交通費の目安と節約術
移動手段の選び方で1日の費用は大きく変動します。
距離や待ち時間、快適性を考慮して組み合わせます。
市内と郊外の移動費
・TGM(郊外電車):チュニス・マリン〜シディ・ブ・サイドは片道数ディナール。
・タクシー:市内短距離で数ディナール台、郊外は距離に応じて上昇。
・路線バス:最安だが時刻と路線の理解が必要。
節約のポイント
・郊外は片道をTGM、復路をタクシーにして待ち時間を削減。
・旧市街内は徒歩で回遊し、タクシーは長距離に限定。
・混雑時間帯を外し、移動のロスを最小化。
チケット購入の最適解
窓口の待ち時間や休館リスクを避けると、観光の満足度が高まります。
共通券や時間指定の活用も検討します。
オンライン購入の可否
民間ツアーや体験は事前のオンライン予約が便利です。
自力訪問の施設は当日窓口で対応可能なケースが多いです。
共通券やセット券の活用
カルタゴ遺跡群は共通券で複数の遺跡を効率的に回れます。
再入場可否や有効時間は券面の注意書きを確認します。
食事代とモデルケース
旅の満足度に直結するカフェ・レストランの予算感を把握します。
時間帯をずらして入店すると待ち時間を短縮できます。
価格帯の目安
・ローカル食堂:前菜+主菜で15〜25ディナール程度。
・カフェ:ドリンク+軽食で8〜15ディナール。
・観光地のテラス席:景観代込みで割高設定。
1日の費用モデル
・市内観光:入場+軽食+カフェ+タクシー少額で合計40〜60ディナール。
・郊外観光:TGM+遺跡共通券+カフェ+タクシー併用で合計60〜90ディナール。
現地在住日本人の小ワザ
朝いちの入場は混雑が少なく、写真も撮りやすいです。
カフェは昼食時間帯を外すと着席しやすく、ゆったり過ごせます。
共通券の設定や料金は変動するため、窓口掲示で最新を確認します。
タクシーはメーター起動を確認し、起動しない場合は降車の判断が安心です。
まとめ:チュニス観光を楽しむために
チュニス観光は「旧市街・遺跡・海景」を1本の動線で結ぶと満足度が上がります。
混雑の少ない朝と光がきれいな夕方を軸に、効率よく移動すると体力の消耗も抑えられます。
モデルコースは目的別に組み替え、旧市街は徒歩、郊外はTGMとタクシーの併用が現実的です。
宿泊は新市街・メディナ・シディ・ブ・サイド・カルタゴのいずれかを拠点に据えると動線が明確になります。
営業時間や休館日は変動があるため、当日朝に最新情報を確認するとトラブルを避けられます。
共通券やオンライン予約を活用し、移動は混雑時間帯を外すと待ち時間を減らせます。
写真目的なら午前のメディナと夕景のシディ・ブ・サイドをセットにすると成果が出やすいです。
安全面は大通り中心の移動と貴重品の分散でリスクを抑え、夜は配車アプリや正規タクシーを選びます。
チュニスのおすすめ滞在エリア: