「ECが売れないから広告を打ちたい」の落とし穴

世界新聞の松崎です。
広島県尾道市でウェブマーケティングの会社をやっています。

今回、弊社への広告運用のご相談内容をシェアさせていただきたいと思います。
「ECで商品が売れないので広告を打ちたい」 という依頼に対して、「広告を打つ段階ではない」とお答えしたケースです。

依頼内容:テレビ放送に合わせて広告を打ちたい

  • お客様は飲食店
  • 店主がテレビで取り上げられるので広告を打ちたい
  • ECで販売しているソースを売りたい(目標250個)
  • 以前テレビに取り上げられた時思ったよりソースが売れなかった=課題
  • 販売個数:月5個程度
  • 商品単価:1200円
  • 予算:30万円

お話をお聞きしてまず、予算的に広告(Google)を打つことは難しいとお伝えしました。広告は初期設定に工数(費用)がかかるので、弊社では長期運用が前提でないと受けていません。

その上で下記のような代案をさせていただきました。
実際の提案を一部内容を変更して掲載しています(相談者了承済)。

ご提案:ECサイトをLPとしてリニューアル

◎結論
ECサイト(TOPページ)をLP(ランディングページ)としてリニューアルする形であればお手伝いできます。
広告を打つのは有効性と予算の面からおすすめしません。
※ランディングページ=商品販売に特化した1枚もののページ

◎前提として
(以前TVで取り上げられた時に)ソースが売れなかった原因はアクセス不足だと考えます。

◯根拠
サイトの購入率
16個÷795セッション=購入率2%
→目標の250個売るためには12,540セッションが必要。

単純に目標に必要なアクセスが足りなかった。

◎広告について
広告を打ってセッションを増やしたいところだが、Google広告を打つのは難しい。

◯理由
Google広告は初期設定に工数(費用)がかかるので、長期運用が前提でないと受けられません。

また、「○○ソース」で検索すると商品ページが既に1位なので広告を打ってもあまり意味がないと思います。

◎ご提案
前述の購入率2%というのはECサイトの購入率としては悪くないけど良くもない数字。

なので、ECサイト(TOPページのみ)をLPにリニューアルして購入率を改善するのが妥当だと思います。

LPは放送後も使えるので無駄になりません。

◯LPの展開イメージ
・LPへの導線をHPのトップに置く
・LPのURLを各SNSのプロフィール(固定投稿)に置いておく
・YouTubeチャンネルに「テレビ出演の裏話」みたいなコンテンツをアップしておく

どうしても広告を打ちたいのであれば、放送の反響を見ながらお客様自身でfacebookやインスタで広告を打つこともできます。

そもそものページの購入率が低いので、改善しないまま広告を打ったらもったいないですよというケースは多いので参考にしてみてください!

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