世界新聞の松崎です。
広島県尾道市でウェブマーケティングの会社をやっています。
ここでは、地方の企業に向けてウェブマーケティング全般の発信をしていこうと思ったのですが、やめます。
新しいGoogleの検索機能「SGE」のインパクト
当面は「生成AI」をメインで発信します。
え?どういうこと?
「生成AI」って何?
ですよね。
まずはこちらをご覧ください。
こちらはGoogleで「尾道ラーメン」を検索した検索結果です。正確にはSGEという新しいGoogleの検索機能です。
尾道ラーメンのおすすめ店には、次のようなものがあります。
という一文の下に、尾道ラーメンのお店の名前が並んでいます。
もう一度言いますがこれ、Googleの検索結果です。どこかのサイトの記事ではないです。
大事件ですよ。
これまでは、
Googleの検索結果→サイト→情報を知る
という流れでしたが、
Googleの検索結果でおすすめのラーメン屋(情報)を知る時代がきます。
となれば、サービスを提供する企業はここ=SGEの回答に自社名を表示させたくないですか?
というより表示されないとかなりの機会損失になるでしょう。
つまり、回答にSGEに表示させる=これからのグーグル対策の目的になってくるんじゃないかと思います。
SGEとは
そもそもSGEとは何なのか?
SGEとは、
Search Generative Experience
の略でGoogle検索における生成AIを利用した新しい検索体験のこと。
検索ユーザーの質問に対して、GoogleがWebサイトから情報を抽出して回答を生成してしまう機能です。
SGEでは、ユーザーはサイトに訪れることなく回答を得られるというメリットがあります。
ただし、サービス提供側からするとユーザーが検索結果で回答を得てしまうと、自サイトを訪問しなくなることが想像できます。
だから、サービス提供側としてはSGEの回答の中で紹介されることが重要になるのです。
SGE攻略の肝
もう一度、SGEを観察してみましょう。
今度は「尾道 不動産会社」で検索してみます。
尾道市には、さまざまな不動産会社があります。
の一文の下に、今度は「借りる」「買う」などのジャンルごとに不動産会社が紹介されました。
「不動産会社があります。」の横にある水色のボタンをクリックすると、「ホームメイト」や「SUUMO」など、この回答の参照元となった記事が表示されます。
つまりSGEの回答として採用されるためには、この参照元の記事で紹介される必要があるのです。
参照元の記事には大きく分けて
①複数のサービスを紹介したまとめ記事
②それ以外の記事(HPなど)
があり、いかにいずれかに自社の名前を出すことができるか?がSGE攻略の肝になりそうです。
SGEの使い方
まずはSGEで自分の商圏のキーワードで検索して、自分の会社やサービスが表示されるか確認してみましょう。
肝心の使い方ですがSGEは現在、試験段階でありGoogleにデフォルトで搭載されてはいません。
まずは、
http://labs.google.com/search
にアクセスし下記2つの方法で使うことができます。
・スマホのGoogleアプリ
・デスクトップの Chrome ブラウザ
SGEは2023年の8月30日から試験運用された新しいサービスであり、僕もSGEについて情報を集めはじめた段階です。
ただ、今後検索において生成AIによる回答はスタンダードになっていくと思われるので、SGEについて検証を行いデータを共有できたらと思っています。