自宅が田舎のため、かつて光回線を引くことができなかった。そんな悲しい経験を持つ編集部のleeです。
キャッシュバックキャンペーンが魅力的な「GMOとくとくBB」ですが、高額なキャッシュバックがあったとしても、そもそもつながらなければ意味がありません。
この記事では、GMOとくとくBBの対応エリアについて解説するとともに、電車の中、アウトドア、山奥など、使うシチュエーションによって異なる「使い勝手」について紹介することで、GMOとくとくBBをより快適に使ってもらおうと思います。
GMOとくとくBBの電波は都市部に強く、地下・田舎・山奥・建物の中に弱い
GMOとくとくBBで主に使われているのは「WiMAX2+」という回線です。
都市部においてはWiMAX2+の基地局も増設が進んでいますので、携帯やスマホで主に使われている「4G/LTE」回線と比較しても、つながり具合に遜色はありません。
ただし、都市部以外の田舎・山奥・沿岸部においてはWiMAX2+の基地局が十分にありませんので、基地局建設が進んでいる4G/LTEと比較すると、山登りや海水浴を楽しむ人にとってはつながりにくいとされています。
また、WiMAX2+の電波には障害物をすり抜けにくい特性があり、都心部とは言え壁や天井に囲まれた建物の中・地下には電波が届きにくいため、地下鉄の中やビルの中、ビルの谷間でもつながりにくいことがあります。
以下で詳しく解説します。↓の公式サイトから、対応エリアの確認ができますよ。
WiMAX2+と4G/LTEとの違い
GMOとくとくBBで主に使われているWiMAX2+と、スマホなどで主に使われている4G/LTEには、以下のような違いがあります。
回線の種類 | WiMAX2+ | 4G/LTE |
基地局(都市部) | 多い | 多い |
基地局(田舎・山奥・沿岸部) | 少ない | 多い |
障害物 | 電波がはね返される | 回り込めて届く |
月間データ利用上限 | なし(ギガ放題) | あり |
通信速度 | 10~50Mbps | 10~50Mbps |
基地局の数によるつながりの違い
都市部に関しては、WiMAX2+も基地局の増設が進んでおり、4G/LTEと変わらずつながりますので、街中で主にGMOとくとくBBを使う人は安心してください。
ただし、都市部以外の田舎・山奥・沿岸部はWiMAX2+の基地局建設が進んでいませんので、これらの地域でも基地局が十分にある4G/LTEと比較してもつながりは悪くなります。
田舎へ観光に行った際に調べものでネットを使う人、海水浴やトレッキングをする人は、繋がらない可能性があることを認識しておきましょう。
電波特性によるつながりの違い
基地局が十分にある都市部でも、WiMAX2+の電波特性によってつながりにくくなる場合があります。
まず、4G/LTEの電波は障害物をうまく回り込める一方で、WiMAX2+の電波は直進性が強く障害物に当たると跳ね返されてしまいます。
そのため、壁や天井がある地下・建物の中・ビルの谷間ではつながりにくくなります。建物の中にいる人は、窓際に行くと少しつながりやすくなるようです。
また、WiMAX2+の電波は2.4GHzという周波数で、電子レンジや無線LAN、Bluetoothと同じ周波数のため、電波干渉を起こしてつながりにくくなります。
一方の4G/LTEはそこまで高周波ではなく、おおむね2GHz以下で干渉物も少ないです。
GMOとくとくBBでWiMAX2+と4G/LTEを両方使える「LTEオプション」
電波としてはWiMAX2+よりも4G/LTEの方が優秀と言えます。
しかし、WiMAX2+のギガ放題は月間データ利用上限がない(3日で10GBの制限はある)ので、YouTubeなどの動画をデータ容量など気にせず視聴したい人はWiMAX2+も捨てがたいです。
そこで、GMOとくとくBBにはauの4G/LTE回線をオプションとして使える「LTEオプション」というメニューがあります。
au 4G/LTEに対応したGMOとくとくBBの端末でWiMAX2+エリアの圏外に行くと、自動的に4G/LTE回線に接続されますので、GMOとくとくBBの端末を持って田舎・山奥・沿岸部に行っても、「つながらない」とは言いにくくなってはいます。
これまでのGMOとくとくBBは2年契約を認める代わりに、LTEオプションを使った月に1005円の料金が加算されていました。
しかし、今では用意されているプランは3年契約に変更されたのに伴って、LTEオプション料金も無料となりました。
ただし、LTEオプションを月7GB以上利用しますと、WiMAX2+回線も含めて月末まで128Kbpsに速度制限されてしまいますので、注意しましょう。
GMOとくとくBBのホームページ「エリアマップ」を確認
自分がGMOとくとくBBのサービスを使おうと考えている場所が、対応エリアかどうかを調べるには、GMOとくとくBBホームページにある「エリアマップ」を使うといいでしょう。
公式サイト内より、まず該当する都道府県をクリックしてみてください。
- 2019年1月末時点の440Mbps対応エリア
- 2019年1月末時点のWiMAX 2+サービスエリア
- 2019年4月末までに拡大予定のWiMAX 2+サービスエリア
と、エリアごとに3色に塗り分けられており、色が塗られている地域であればサービスを申し込んでもいいでしょう。
よりピンポイントにエリア判定をしたい場合には「ピンポイントエリア判定」が便利で、住所を番地まで入力すると、「○」「△」「×」の判定をしてくれます。
GMOとくとくBBの契約解除・キャンセルも可能
「○」であれば利用可能ですが、マップの色が付いていない、ピンポイント判定が「○~△」「△」「×」のエリアの場合は、GMOとくとくBB窓口の専門スタッフに電話で相談するといいでしょう。
端末到着から8日以内に返品手続きをすれば違約金がかからず、先ほどの専門スタッフが電話で手続きの方法を説明してくれます。
仮にエリア判定で「○」であってもGMOとくとくBBでは「20日以内ならばキャンセルOK」を謳っており、
- GMOとくとくBB窓口のお客さまセンターに電話して受付
- キャンセルの商品を返送する
- 申込から20日以内に端末の返品が確認できれば違約金が無料
この①~③の手順を踏めば、違約金無しで解約が可能となっていますので、万が一つながらかったとしても安心です。
まとめ
GMOとくとくBBで主に使われているWiMAX2+回線は、都市部を中心に基地局を増設していますので都市部では特に問題なく使えますが、障害物を回り込みにくい電波特性から地下・建物の中・ビルの谷間ではつながりにくくなります。
田舎・山奥・沿岸部などではWiMAX2+の基地局がそもそも少ないので、つながりにくいでしょう。
WiMAX2+と比較して4G/LTE回線はどこでもつながりやすいので、つながりにくい場所ではLTEオプションを活用して、WiMAX2+回線から4G/LTE回線に切り替えることをススメします。
より快適にGMOとくとくBBのサービスを利用するには、まず自分がGMOとくとくBBのサービスを使う場所が対応エリアかどうかを調べてみましょう。
対応エリアにもかかわらずつながらないようでしたら「20日以内のキャンセル」を、対応エリアかどうか微妙だが使ってみたい方は「8日以内の初期契約解除」を利用すれば、違約金は取られません。