シルクロードを代表する都市・カシュガルで見つけた老舗のお茶屋さん「百年老茶館」。店内、そしてテラスから見た驚きの光景とは?
こんにちは!夫婦で世界一周中のMayです。歩き疲れたり、異国の地でホッとひと息つきたい時、コーヒーブレイク&ティータイムが私の旅中の癒し。食事代は節約するくせにカフェ代は惜しまないのが私のモットー。そんな私がカシュガルで見つけた素敵なお茶屋さんをご紹介します!
カシュガル市は中華人民共和国新疆ウイグル自治区カシュガル地区に位置する県級市であり、同地区の首府が設置される。人口の80%は土着のウイグル族など少数民族が占める。古くからシルクロードの要衝として、またイスラームの拠点都市としても発展し、国家歴史文化名城に指定されている。
(Wikipedia参照)
カシュガルの旧市街を歩いているとお茶を飲む人々が描かれた看板が掲げられています。
銅細工の職人が集まっている通りでは、店先でお茶を片手におしゃべりを楽しむおじさんたちの姿が。(働く気なし!笑)
…と、シルクロードの雰囲気たっぷりの旧市街を歩いてると、カシュガルに溢れるお茶文化がひしひしと感じられます。
そんな中、ひときわ目に留まったのがこの百年老茶館というお店。100年以上の歴史がある古いお茶屋さんです。伝統的なイスラム様式の家屋にバルコニーが素敵!
場所は中国最大のモスクであるエイティガール寺院からも近く、吾斯塘博依路と庫木代爾瓦扎路が交差するあたり。
建物に入り2階への階段を上がっていくと、ちょっとした異空間が広がります。ドッパと言われるウイグル帽を被った渋いおじちゃんたちがお茶を飲んでる光景に大興奮。
見晴らしの良いテラス席。帽子にサンタクロース並みに長いヒゲの魔法使いみたいな風貌のウイグルのおじいちゃんが本当に絵になります。
楽しそうにテラス席でおしゃべりに興じる姿は、まさに女子会ならぬおじ会。お酒を飲まないイスラム教の男性にとってお茶屋さんは大切な交流の場であり、憩いの場でもあるのです。
もちろん私たちもテラス席に座ります。そこから見えるのは、カシュガルの趣ある旧市街とバザール(市場)を行き交う人々の姿。いつまででも眺めていられそう!
注文したのはBLACK TEA(ティーポット1つで10元=170円)。他にもサフランティーや、スリランカ・トルコ・イランなど15種類近くのお茶メニューがあります。
正直味はたいしたことない(笑)けど、この雰囲気の中で飲むお茶は最高。
合席したおじいちゃんが「これ食べな」とナンを分けてくれました。迫力あるその風貌から話しかけてもいいのか恐縮していたけど、おじいちゃんの優しさに嬉しくなりました。
ちなみにおじちゃんたちはみんなお茶だけお店で頼んで、ナンやお菓子は周りのバザールで買ってきたものを持ち込みです。自由!(笑)このゆるーい感じがまたいいのです。
一番のオススメの時間帯は午後のお祈りの後。お祈り後、続々と店内に押し寄せるおじちゃんたちで激混み。
この時間帯は通りも埋め尽くされるほどの、ウイグル族のおじちゃん旋風が巻き起こります。おじちゃん好きにはたまらない光景です。
私たちもおじちゃんのマネっ子をして2回目以降はナンを持参で通うように。ここのテラスに腰かけてお茶する度に、「シルクロードを旅してる」という気分に浸ることができました。
異国の景色を眺めながら、香りや音を感じながらのんびり過ごす時間がなによりも心地よいティータイム。皆さんも旅先でぜひ♪
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